「濃いコーヒー」は「thick coffee」?ー「coffee」のコロケーション
「thick coffee」は「ドロドロなコーヒー」?
よく私たち日本人は「濃い=thick」で覚え、そのまま「濃いコーヒー=thick coffee」で表現しがちです。
というのも液体に「thick」を使うと、ハチミツのようにドロッとした感覚になるからです。
Honey is thick.
(ハチミツはドロッとしている、水気がない)
では、味の濃さに何を使えばいいかというと、「strong」が一般的です。
そのため、カフェなどで「濃いコーヒー」をお願いする場合は「I’d like my coffee strong.」で表現します。
またその反対で、「薄いコーヒー」は「thin coffee」ではなく、「weak coffee」で表現します。「strong」の反意語です。
The coffee is weak.
(そのコーヒーは薄い)
ちなみに「アメリカンコーヒー」は有名な和製英語の一つですが、これは「薄いコーヒー」を意味するので、「weak coffee」で表現できます。
以下、「coffee」のコロケーションを一覧でまとめたので、軽く目を通してみて下さい。
「coffee」のコロケーション一覧
動詞
make coffee
:コーヒーを淹れる
Ex) He made me a cup of coffee.
(彼は私にコーヒーを淹れてくれた)
pour coffee
:コーヒーを注ぐ
Ex) She poured the coffee out of the pot.
(彼女はコーヒーをポットから注いだ)
stir my coffee
:コーヒーをかき混ぜる
He’s stirring his coffee.
(彼はコーヒーをかき混ぜている)
sip my coffee
:ちびちび飲む
Ex) He sipped his coffee while reading the newspaper.
(彼は新聞を読みながら、ちびちびとコーヒーを飲んだ)
blow on my coffee
:コーヒーをフーフーする
(「blow」は息を吐く動詞で、コーヒーの表面に(on)吹きかけています)
Ex) She’s blowing on her coffee to cool it off.
(彼女は冷ますために、コーヒーをフーフーしている)
burn my tongue
:舌を火傷する
Ex) I burnt my tongue.
(舌を火傷しちゃった)
overflow
:溢れる
Ex) I poured too much coffee and it overflowed.
(注ぎすぎちゃって、溢れちゃった)
spill coffee
:コーヒーをこぼす
Ex) She spilled her coffee on the desk.
(彼女は机にコーヒーをこぼした)
go (well) with (something)
:相性がいい
Ex) Coffee goes well with donuts.
(コーヒーはドーナツと相性がいい)
形容詞
hot
:熱い
Ex) The coffee is hot.
(そのコーヒーは熱い)
lukewarm
:ぬるい
Ex) The coffee is lukewarm.
(そのコーヒーはぬるい)
cold
:冷たい
Ex) The coffee is cold.
(そのコーヒーは冷たい)
decaf
:カフェイン抜き(「decaffeinated」の略)
Ex) The coffee is decaf.
(そのコーヒーはカフェイン抜きだ)
instant
:「インスタント」はそのまま通じます。
Ex) This is instant coffee.
(これはインスタントコーヒーだ)
以上、「coffee」のコロケーションでした。