When I kick the bucket, bury me on top of that mountain.
イディオム「kick the bucket」の意味は何でしょうか?
バケツを蹴ると死ぬ!?
どうやら1500年代には、イギリスで使われていたとされるイディオムです。
意味は「死ぬ、くたばる」です。
When I kick the bucket, bury me on top of that mountain.
(私が死んだら、あの山の頂上に埋めてくれ)
語源はその昔、絞首刑の際に囚人をバケツの上に立たせて、首に縄を掛けた状態で、乗っかったバケツを蹴って刑を執行したところにある、とされています。
例文を見てみます。
- If I take your medicine, I’ll definitely kick the bucket.
(もし自分があなたの薬を飲んだら、すぐに死ぬだろうなあ)
- As soon as he kicked the bucket, he started to become famous.
(死んだ後、彼はすぐに有名になり始めた)
- When I kick the bucket you’ll be able to live on my life insurance.
(私が死んだら、君は私の保険で生きていけるだろう)
意味は物騒ですが、このようにユーモラスな感じでよく使われます。
また、「bucket list」という言葉があります。
これも「死」と関係があり、「死ぬまでにしたいことのリスト」になります。
映画のタイトルにもなったり、日常会話にもよく出てくるので、合わせて覚えておきましょう。
以上、イディオム「kick the bucket」について、でした。
ABOUT ME
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。
その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。
2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。
現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。