「深い霧」は「deep fog」でいいの?
管理者
霧の深さは「thick」「dense」「heavy」を使う
私たちは「deep=深い」で覚え、英語を組み立てる時に「日本語→英語」と直訳しがちなので、どうしても「深い霧=deep fog」となってしまいますが、それでは意味が通じません。
というのも、霧が深いのは「thick」、もしくは「dense」や「heavy」を使うのが一般的だからです。
「thick」は「厚い」を表す形容詞ですが、このようにドロッとした濃厚さも表現できます。
形容詞「thick」の感覚
Honey is thick.
(ハチミツはドロッとしている)
水分がなく、サラサラしていない感じですね。
霧が深いのも、ドロッとして動かない感じがあります。
次に「dense」ですが、こちらも「密集」感があり、ゴテッとしている様子を表現する時に使います。
形容詞「dense」の感覚
That part of the city has a dense population of immigrants.
(その街の一部は移民たちが密集している)
このように、密集して見通せない感じが、「深い霧」と感覚が被ります。
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最後に「heavy」は程度や量、強さ、深刻さの点で大きい、甚だしいことを表します。
形容詞「heavy」の感覚
The weather forecast said there will be heavy rain today.
(天気予報だと、今日は大雨になるそうだ)
これも霧の深さを表すのに使える形容詞の一つです。霧の状態が「heavy」な感じ。
一方、「deep」は水深など、主に「表面から底」への距離が大きい時によく使います。
形容詞「deep」の感覚
This lake is deepest here.
(この湖ではここが一番水深がある)
イメージを見ると、霧の深さを表すのには、少し感覚が違いますね。
以上、「霧の濃さ」を表す形容詞について、でした。
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