The ring was very ____.
(その指輪はとても高価だった)
A)costly B)expensively
「costly」は形容詞
答えは「costly」になります。
A)costly
The ring was very costly.
(その指輪はとても高価だった)
「costly」は副詞のように見えますが、「形容詞」です。
一方、「expensively」は副詞で、「高価に」の意味なので、この文脈では使えません。
そして「高価な」に当たる単語は幾つかあり、一番よく使うのが「expensive」です。
「expensive」のイメージ例文
an expensive car
(高価な車)
例文を見てみましょう。
- The bill is more expensive than I expected.
(請求書は思っていた以上に高かった)
- The lights were expensive to install.
(照明の設置にはお金がかかった)
- an expensive restaurant
(値段が高いレストラン)
このように「expensive」は比較的自由に使え、最後の例文のように、そのお店で提供しているものが高い、という文脈でも使用可能です。
次に「costly」は「expensive」に比べ、フォーマルな響きがあり、上のクイズのように、宝石など特に高価な時に使われたりします。
「expensive」のイメージ例文
It was too costly to fix her car after the accident.
(事故の後、修理をするのにかなりお金が買った)
また、このように「高くついた」という文脈でもよく「costly」が使われます。
例文です。
- Our former process was too costly.
(以前のプロセスはコストがかかりすぎだった)
- We use less costly materials in our products.
(私たちの製品には、よりコストの低い素材を使用しています)
また、もう一つ類義語で「valuable」があります。これは「価値が高い」ニュアンスです。
「valuable」のイメージ例文
a valuable painting
(価値の高い絵画)
このように金銭的な価値があるのはもちろん、その他にも「貴重な、役に立つ」という意味でも用いられます。
- The watch is extremely valuable.
(その時計は非常に価値がある)
- A lot of valuable advice can be found in this book.
(この本には多くの貴重なアドバイスが掲載されている)
以上、「高価な」に当たる英語表現でした。
ABOUT ME
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。
その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。
2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。
現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。