「聖書(Bible)を読む」は、「I read Bible.」なのか「I read the Bible.」なのか、どちらになるでしょうか?
「新聞名」や「定期刊行物名」には「the」がつく
まず定冠詞「the」は「共通認識の印」でした。誰もが「同じもの」を想起する際、名詞の前に「the」を置いて、お互いの描くイメージを統一させる。
よくある例が「sun(太陽)」です。
The sun sets in the west.
(太陽は西に沈む)

もちろん太陽は一つしかないので、「どの太陽のこと?」とはなりません。そのため、「sun」の前には必ず「the」が付きます。
これと同じように、「新聞名」にもよく「the」が付きます。
例えば、「the New York Times(ニューヨークタイムズ紙)」や「the Times(タイムズ紙)」などです。
I read the New York Times every day.
(私は毎日、ニューヨークタイムズ紙を読む)

また、日本の「ジャパンタイムス」も「the Japan Times」ですし、「デイリー読売」も「the Daily Yomiuri」と、「the」が付いています。
ではなぜ「the」が付くかというと、新聞は場所的にも、世代的にも広範囲に渡っており、公共性が極めて高いからです。「ああ、あのNew York Timesのことね」の感覚です。誰もが知っているニュアンス。
そしてこれは、定期刊行物名も同じで、「The Economist(エコノミスト)」のように、よく「the」が付きます。
「新聞名」や「定期刊行物名」は、よく「the」を付けて表現する。
もちろん例外も沢山ありますが、新聞名などの前に「the」を見掛けたら、こういう理由だと思って下さい。「the」が付くと、権威や威厳が増し、「特別感」が出るのです。
「経典」にも「the」が付く
では「聖書(Bible)」の場合はどうでしょうか。
当然ながら、これは太陽のように一つしかなく、少なくとも信者さんの間では「同じもの」を描いています。

そのため、「聖書(Bible)」や「コーラン(Koran)」など、「宗教関連の経典」の前には「the」が付きます。
I read the Bible.
(私は聖書を読みます)

覚えた表現は、オンラインレッスン中に使っていく中で定着していきます。
全て「無料体験」がありますので、自分に合ったスクールや講師が見つかるまで、色々と試してみて下さい。