形容詞

「深い霧」は「deep fog」でいいの?

管理者

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クイズ

I got lost in the ____ fog.
(私は深い霧の中で迷子になった)

A) deep B) thick

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霧の深さは「thick」「dense」「heavy」を使う

私たちは「deep=深い」で覚え、英語を組み立てる時に「日本語→英語」と直訳しがちなので、どうしても「深い霧=deep fog」となってしまいますが、それでは意味が通じません。

というのも、霧が深いのは「thick」、もしくは「dense」や「heavy」を使うのが一般的だからです。

答え

B) thick

I got lost in the thick fog.
(私は深い霧の中で迷子になった)

「thick」は「厚い」を表す形容詞ですが、このようにドロッとした濃厚さも表現できます

形容詞「thick」の感覚

Honey is thick.
(ハチミツはドロッとしている)

水分がなく、サラサラしていない感じですね。

霧が深いのも、ドロッとして動かない感じがあります。

次に「dense」ですが、こちらも「密集」感があり、ゴテッとしている様子を表現する時に使います。

形容詞「dense」の感覚

That part of the city has a dense population of immigrants.
(その街の一部は移民たちが密集している)

このように、密集して見通せない感じが、「深い霧」と感覚が被ります。

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最後に「heavy」程度や量、強さ、深刻さの点で大きい、甚だしいことを表します。

形容詞「heavy」の感覚

The weather forecast said there will be heavy rain today.
(天気予報だと、今日は大雨になるそうだ)

これも霧の深さを表すのに使える形容詞の一つです。霧の状態が「heavy」な感じ。

ちなみに雨や雪などの「気象現象」には、よく「heavy」が用いられます。

一方、「deep」は水深など、主に「表面から底」への距離が大きい時によく使います。

形容詞「deep」の感覚

This lake is deepest here.
(この湖ではここが一番水深がある)

イメージを見ると、霧の深さを表すのには、少し感覚が違いますね。

以上、「霧の濃さ」を表す形容詞について、でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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