動詞

「learn」と「study」のニュアンスの違い

管理者

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クイズ

I have ____ a lot from this book.
(私はこの本から多くのことを学んだ)

A)studied B)learned

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「習得する」のは「learn」の感覚

答えは「learned」になります。

答え

B)learned

I have learned a lot from this book.
(私はこの本から多くのことを学んだ)

「study」と「learn」は、日本語で考えるとどちらも「勉強する、学ぶ」になるので、区別が難しいですね。

まず、「study」は知識や技術を身につけるために勉強、研究する意味で、努力しているイメージです。「プロセス(過程)」重視型と言えます。

「study」のイメージ例文

She studied hard for the exam.
(彼女は試験に向けて、熱心に勉強した)

そのため、勉強していた知識や技術が彼女に身についたかどうかは分かりません。「study」はそこまでをカバーしない。

よく「hard(一生懸命に)」などの副詞がつくのは、「study」がプロセスを重視した動詞だからです。

例文を見てみましょう。

  • She’s studying to be a teacher.
    (彼女は先生になるために、勉強中だ)
  • He sat up very late that night, studying.
    (彼は昨夜、遅くまで勉強した)

「机に齧り付いている」イメージですね。

一方、「learn」は知識や技術を身につけたことで、ちゃんと習得するイメージです。努力が報われた感じ。「結果重視」型の動詞と言えます。

「learn」のイメージ例文

He learned to ride a bike.
(彼はバイクの乗り方を習った=習得した)

これはもう、習得済みです。「learn」は結果を重視した動詞です。

よく「easily(簡単に)」や「quickly(素早く)」などの副詞がつくのは、「learn」が結果を重視した動詞だからです。

例文を見てみましょう。

  • People learn throughout their lives.
    (人々は人生を通して学ぶ)
  • We all have the ability to learn from our mistakes.
    (私たちは失敗から学ぶ能力がある)
  • He learns quickly.
    (彼は物覚えがいい)

全体的に視点が「結果」の方に向いているのが分かると思います。特に最後の例文は、習得するのがはやい、というニュアンスなので、ここに「study」を入れるとおかしな感じになりますよね。

また、クイズの「I have learned a lot from this book.」も学んだ結果を重視しているので、「study」を入れるとニュアンスがおかしくなります。

最後に「sutdy」と「learn」の違いをよく表した文章に、こういうものがあります。

「study」と「learn」のイメージ例文

I studied English for many years, but I couldn’t learn it.
(私は長年英語を勉強したけど、習得できなかった)

努力はしたけど、習得までには至らなかった感じですね。

以上、「study」と「learn」の違いについて、でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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