I suppose we might as well go home.
この文章の意味は何でしょうか?
消極的な提案「may(might)as well …」
「may(might)as well …」は「(他にもっとマシなことはないから)ひとまず…してみようか、…した方がいいかもしれないな」のニュアンスです。
I suppose we might as well go home.
(私たちは帰った方が良さそうだね)
まず、助動詞「may」は「…かもしれない」の意味でした。
助動詞「may」のイメージ例文
It may snow tonight.
(今夜は雪が降るかもしれない)
ここに「as well(同じくらい十分)」を足して、「may(might) as well …」となると、「ひょっとしたら、同じくらい十分に…するかもしれない(=(他にもっとマシなことはないから)ひとまず…してみようか、…した方がいいかもしれないな)」の意味に繋がります。
これはかなり消極的な提案で、「had better …」のような強めに押し付ける感じは全くありません。そして「may」を「might」にすることで、ニュアンスがより弱くなります。
例文を見てみましょう。
- We might as well have something to eat.
(何か食べた方がいいかもしれない)
- Since nobody else wants the job, we might as well let him have it.
(誰もこの仕事をやりたがらないから、彼に任せた方がいいだろう)
- You might as well apply for the job – you’ve got nothing to lose.
(その仕事に申し込んだ方がいいんじゃないかな。失うものは何もないよ)
かなり「弱めの提案」のニュアンスが伝わってきますね。
日常よく使う割には、日本人が苦手とする表現の一つなので、覚えておきましょう。
以上、「may(might)as well …」について、でした。
ABOUT ME

石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。
その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。
2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。
現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。