She is ____ older than me.
(彼女は私よりもずっと年上だ)
A)very B)much
「very」は比較級の強調に使われない
答えは「much」になります。
B)much
She is much older than me.
(彼女は私よりもずっと年上だ)
「very」の意味は「とても」ではありますが、比較級の強調には用いらません。
答えのように「much」や、その他にも「far」が使われます。
比較級の強調に「far」を使った例文
People are now living far longer.
(人々は遥かに長生きするようになった)
ではなぜ「much」や「far」が使われるかというと、何かと何かを比較する場合、問題にしているのはあくまで「差」の話であり、「それがどれくらい」なのかを焦点にするからです。
一方、「very」は「まさに、本当に」というニュアンスの単語のため、この場合は感覚が違う、と考えられます。
例文を少し紹介します。
- I’m feeling much better.
(だいぶ体調は良くなった)
- The new car is much better on gas mileage.
(その車は燃費の良さにおいて、かなり改善された)
- It’s far easier to deal with these problems now.
(今はこうした問題に対処するのがはるかに容易だ)
また、その他にも「even」が使われることもあります。
「even」を使ったイメージ例文
His first book was good, but this one is even better.
(彼の処女作は良かったが、これは更にいい)
- An even bigger change came the next year.
(より大きな変化が来年訪れるだろう)
この用法はよくTOEICなどでも問われるので、合わせて覚えておきましょう。
以上、比較級を強調する単語について、でした。
ABOUT ME
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。
その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。
2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。
現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。