「a lot of」?「much」?ー「much」の感覚
「much」は通常、否定文や疑問文の中で使う
答えは「a lot of」になります。
まず英語で「沢山の」を表現する場合、それが「可算名詞」と「不可算名詞」によって何を使うかが変わってきます。
可算名詞であれば「many」を使い、不可算名詞であれば「much」を使います。
many
Ex) There are many stickers on the briefcase.
(そのブリーフケースには沢山のステッカーが貼ってある)
much
Ex) I poured too much coffee and it overflowed.
(私は沢山のコーヒーを注ぎ過ぎたので、溢れてしまった)
今、ステッカーは数えられるので「many」、そしてコーヒーは数えられないので「much」を使っています。
ただ、可算・不可算、どちらでも使えるのが「a lot of」や「lots of」です。
a lot of
Ex) In this region, winter brings a lot of snow.
(この地域は、冬は積雪がすごい)
さてクイズに戻ると、対象は今「お金(money)」です。
「money」は「可算名詞」のように見えますが、代表的な「不可算名詞」です(「お金一つ、お金二つ、、、」とは数えられません)
「あれ?じゃあ、不可算名詞であれば、『much』でも間違いじゃないんじゃないの?」となるかもしれませんが、もう一つここで注意しないといけないのは、「much」は通常、否定文や疑問文の中で使う、ということです。
There’s not much time left.
(残された時間はほとんどない)
Was there much food at the party?
(パーティには沢山食べ物はあった?)
今まで見てきた「much」は大体こんな場面だったはずです。
また、これら以外にも「much」は、「too」や「so」などともよく一緒に使います。
I poured too much coffee and it overflowed.
(私は沢山のコーヒーを注ぎ過ぎたので、溢れてしまった)
There was so much traffic that I was an hour late.
(交通渋滞が酷かったので、私は1時間遅れで着いた)
「much」のその他の例文を少し紹介します。
- He doesn’t know much English.
(彼はほとんど英語を知らない) - How much money do you have?
(お金はどれだけ持っているの?) - The project is taking too much time.
(その計画は時間がかかり過ぎている) - I can’t believe that we spent so much money.
(私たちがそんなにお金を使ったなんて、信じられない)
以上、「much」の使い方について、でした。