「左」と「右」には「the」がつくー対比の「the」
管理者
「唯一」に決まるものには「the」がつく
この場合、「the」は必要になります。
「the」が付くもので、一番イメージしやすいのは「太陽」ですね。
「the」のイメージ例文
The sun is shining above the horizon.
(太陽が水平線の上で輝いている)
もちろん「太陽」は一つしかないので、「どの太陽のこと?」とはなりませんよね。
このようにビシッと「唯一」と決まるものには、基本的に「the」がつきます。
そしてこの考え方の延長に、「対比のthe」があります。
つまり、「左」があるなら、必ず反対側に「右」があります。
クイズの例だと、話し手は頭の中で「右側」と「左側」を描いています。そして聞き手も「どちら側」かを想定しています。
その上で、「左側ではなくて、右側の方だよ」と示したわけです。この感覚が太陽と同じになるわけです。
少し例文を見てみます。
- Move the picture a little to the right.
(その写真を右方向に動かして) - Look out for traffic coming from the left.
(左方向から来る車に気をつけて)
また、「right」には「右」の他に「正しい」という意味があります。その反対はもちろん「wrong」です。
そしてこれも対比構造になっているので、「正しい、間違った」で「right, wrong」を使う際、その直前に「the」がつくことが多くなります。
「right, wrong」のイメージ例文
Sorry. I have the wrong number.
(すみません、番号を間違えました)
このように「対比のthe」が使われるパターンをまとめると、以下のものがあります。
このように二つだけではなく、三つ、四つと対比構造が分かれる場合もあります。
以上、「対比のthe」について、でした。
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