今回は「その時計は5分進んでいる」を英語にしてみます。形容詞は「early/ quick/ fast」のどれを使うか、考えてみましょう。
「early」は「早い」
まず「early」ですが、これは「時期や時間が早いこと」を表します。「late」の反対と考えると、イメージしやすいかもしれません。
例文を見てみます。
I went to bed early last night.
(昨夜は早く寝床に就いた)

いつもの時間を「前倒し」した感じです。
He usually leaves work early.
(彼はいつも早上がりする)

これも同じですね。通常のイベントよりも、早く起きるニュアンス。
「quick」は「素早い」
次に「quick」は「瞬間的な素早さ」を表します。
My daughter gave me a quick kiss.
(娘は私に素早いキスをした)

サッとキスをした感じですね。そのため、短時間で終了します。
Thanks for a quick response.
(素早い対応、どうもありがとう)

これも同じです。「quick」はこうして短時間で終わることから、決断や返事の素早さに使われることが多いです。
「fast」は「(継続的な動きが)速い」
最後に「fast」ですが、これは「(継続的な動きが)一定して、速い」ニュアンスです。
She’s a fast runner.
(彼女は足が速い)

「quick」との違いは、「quick」は短時間で終わるのに対し、「fast」は走ったり泳いだり、「継続的な運動のスピードが速いこと」を表します。
You’re speaking too fast.
(あなたは話すのがとても速い)

「話す」行為も同じですね。「継続した動き」の一つです。
「その時計は5分進んでいる」のはどう表す?
では、話を時計に戻しましょう。「5分進んでいる」のはどう考えるか。
考え方としては、「時の流れ」を「継続的な運動」と捉えます。そしてそのスピードが「5分」分速いと考え、「fast」で組み立てます。
The clock is 5 minutes fast.
(その時計は5分進んでいる)

もちろん遅れているのであれば、「The clock is 5 minutes slow.」で表現できます。
覚えた表現は、オンラインレッスン中に使っていく中で定着していきます。
全て「無料体験」がありますので、自分に合ったスクールや講師が見つかるまで、色々と試してみて下さい。