無冠詞

「iron」は可算名詞?不可算名詞?

管理者

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クイズ

____ is attracted to a magnet.
(鉄は磁石に引き寄せられる)

A)Iron B)Irons

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「iron」を素材と見るか、製品と見るか

答えは「iron」になります。

答え

A)Iron

Iron is attracted to a magnet.
(鉄は磁石に引き寄せられる)

「iron」は「鉄」の意味ですが、もちろん「アイロン」の意味もあります。

そして「鉄」と見るなら「素材」として考えて不可算名詞となり、「アイロン」と考えるなら「製品」と考えて可算名詞になります。

クイズはもちろん、「鉄という素材は磁石に引き寄せられる」という意味です。

素材は輪郭がなく、ぼんやりとしたものになります。一個二個、と数えることができません。そのため、不可算名詞扱いです。

素材として見る「iron」のイメージ例文

The chains are made of iron.
(そのチェーンは鉄製だ)

一方、洗濯物に使うアイロンはもちろん一個、二個と数えられます。輪郭がある以上、可算名詞扱いです。

製品として見る「iron」のイメージ例文

Use an iron to smooth out any creases.
(アイロンを使って皺を伸ばしなさい)

例文を少し紹介します。

  • Iron is easily oxidized.
    (鉄は酸化されやすい)
  •  I just need to run an iron over my shirt, then I’m ready.
    (あとはシャツにアイロンをかければ、準備完了だ)

ちなみにこれは、「I like dog.」と言うと「犬肉が好き」になってしまう、と同じ構図です。

もしも無冠詞で「dog」と言えば、犬を「素材」として見ることになり、「犬肉が好き」になります。

素材として見る「dog」のイメージ例文

I like dog.
(私は犬肉が好きです)

もちろん好きなのは輪郭のある「犬」丸ごとなので、複数形を使って、「I like dogs.」と言います。

個体として見る「dog」のイメージ例文

I like dogs.
(私は犬好きです)

以上、「iron」の考え方について、でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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