無冠詞

「ゲーム」に冠詞は必要?不必要?

管理者

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クイズ

Do you want to play ____ chess?

A)何も要らない B)a C)the

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「遊び」はスポーツと同じで考える

たとえば野球などのスポーツをする場合は、「play + baseball」で表現します。「a」や「the」を入れることはありません。

「play+競技名」の例文

I played baseball with my family at the park.
(私は公園で家族と野球をした)

なぜ冠詞を付けないか。

重要

それは、野球などのスポーツ・競技は「具体的な形」がなく、「ぼんやりとしたイメージ」のため、「water」や「love」のように無冠詞の感覚になるからです。

しかしながら、楽器の演奏はご存知のように、「play + the + 楽器名」で表現します。

「play+the+楽器名」の例文

Can you play the piano?
(あなたはピアノが弾けますか?)

注意

スポーツとの違いとしては、楽器には「決まった具体的な形、輪郭」があり、野球のような「ぼんやりとしたイメージ」と感覚にズレがある、と文法的に説明されています。

そして「遊び」は、「スポーツや競技」のグループに入ります

そのため、クイズの答えはこうなります。

答え

A)何も要らない

Do you want to play chess?

そのため、「将棋を指す」のであれば、無冠詞で「play shogi」や「play Japanese chess」などで表現できます。

その他の「play + 遊び名」表現一覧

play hide-and-seek

:かくれんぼをする

Ex) They’re playing hide-and-seek in their house.
(彼らは家の中でかくれんぼをしている)

play tag

:鬼ごっこをする

Ex) They like to play tag in the park.
(彼らは公園で鬼ごっこをするのが好きだ)

ちなみに「鬼」のことを「it」と呼びます。「You’re it!」で「お前が鬼だ!」の意味です。

play tug-of-war

:綱引きをする

Ex) They’re playing tug-of-war at recess.
(彼らは休み時間に綱引きをしている)

play peek-a-boo

:いないいないばあをする

She’s playing peek-a-boo.
(彼女はいないいないばあをしている)

「peek」は覗く意味です。

play catch

:キャッチボールをする

Ex) They played catch in the park.
(彼らは公園でキャッチボールをしている)

play leapfrog

:馬跳びをする

Ex) They’re playing leapfrog in the forest.
(彼らは森で馬跳びをしている)

ちなみに「leap」は上に跳ねるのではなく、カエルのように「前に跳んで、移動する動き」になります。

play Rock-Paper-Scissors

:じゃんけんをする

Ex) They played Rock-Paper-Scissors to decide who would go first.
(彼らは誰が一番初めにいくか、じゃんけんで決めました)

play cards

:トランプ遊びをする

Ex) They played cards after dinner.
(彼らは夕食後、トランプ遊びをした)

「トランプ(trump)」は有名な和製英語で、「切り札」の意味です。何でも明治時代、外国人がトランプ遊びをしている時に「トランプ」と言ったのを、このカードの名前だと勘違いして、広まってしまったようです。

play poker

:ポーカーをする

Ex) Can you play poker?
(ポーカーはできる?)

もちろんポーカーに限らず、トランプ遊びの名前を「play」の後にすぐに入れられます。

play video games

:テレビゲームをする

Ex) I’m good at playing video games.
(僕はテレビゲームが得意だ)

「テレビゲーム」も有名な和製英語ですので、要注意です。

play board games

:ボードゲームをする

Ex) They like to play board games.
(彼らはボードゲームで遊ぶのが好きだ)

play Chinese checkers

:ダイヤモンドゲームをする

Ex) I’ll teach you how to play Chinese checkers.
(ダイヤモンドゲームのやり方を教えてあげるよ)

実は「ダイヤモンドゲーム」も和製英語で、英語では「Chinese checkers」と言います(エキゾチックな名前にしようということから、この名前になったようです。中国とは何の関係もなく、ドイツで考案されたゲームです)

play dominoes

:ドミノ遊びをする

Ex) She’s playing dominoes in the living room.
(彼女はリビングルームでドミノ遊びをしている)

play house

:おままごとをする

Ex) She’s playing house.
(彼女はおままごとをしている)

「play home」とは言いません。

以上、「play+遊び」について、でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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