比較級を強調する単語
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金沢優のイメージ・語源で考える英語・英会話
She’s taller than ____.
(彼女は私よりも背が高い)
A)I B)me
「比較級」はもちろん、「…は…よりも〜だ」を表します。
例えば、「彼女は彼女の弟よりも背が高い」を英語にするとします。
まずこの場合、「彼女は背が高い」で文章を作ります。
次に、形容詞「tall」の後ろに「-er」を付けます。
最後に、「…よりも」に当たる比較対象を「than …」で付け足します。
これが基本的な比較級の文の作り方です。
また、基本的には形容詞や副詞の終わりに「-er」を付ければいいのですが、例外もあるので、以下ルールを紹介します。
high | higher |
large | larger |
happy | happier |
big | bigger |
interesting | more interesting |
以上が、比較級の語形変化です。
さて、問題は「彼女の弟よりも(than her brother)」ではなく、「私よりも」のパターンになった場合です。
「than I」を付け足すのか、「than me」を付け足すのか。
本来ですが、文法上「She’s taller than I (am).」で「彼女は僕がそうであるよりも背が高い」という形になります。
そのため、「文法的正しさ」が「どう使われているか」よりも優先されていたその昔に、「than I」で習った方もいらっしゃるかもしれませんが、残念ながらもうほとんど使われていません。使用頻度は「than me」が圧倒的です。
そのため、答えはこうなります。
B)me
She’s taller than me.
(彼女は私よりも背が高い)
もちろん、「I」でもいいのですが、古臭く響きますし、使っていないものをわざわざ使う必要もありません。
以上、比較級について、でした。