The kitten is ____ the corner.
(その子猫は角にいる)
A)at B)on C)in
英語の「角」の感覚
これは日本語の場合ですが、例えば上のクイズのような角の内部に子猫がいると、私たちは「子猫は角(corner)にいます」と表現するでしょう。
しかし、この場所にいても、私たちは「猫は角にいます」と表現します。
一方、英語はもっと「場所の位置」に厳密です。「角のどこにいるのか」まで表現しないといけません。
そして、クイズのように「角の内部」にいるのであれば、「in the corner」で捉えます。
C)in
The kitten is in the corner.
(その子猫は角にいる)
壁と床に囲まれた「空間」ができているので、「in」の感覚ですね。
ただ、このように「平面」であっても、「in the corner」で捉えます。
There’s a car in the corner of the parking lot.
(車が駐車場の角にあります)
一方、角の外に出ている場合は、「at」や「on」で捉えます。
The cat is at(on) the corner.
(その猫は角にいる)
「at」は「点、地点」のイメージでした。
そのため今、「corner」の地点にポンッと猫がいるので、「at」が使えます。
「at」を「corner」で使う感覚
The dump truck turned at the corner.
(そのダンプカーは角で曲がった)
そして、「on」は「面」のイメージです。
今、猫が「corner」に面しているので、「on」でも表現が可能です。
「at」と「on」のどちらを使うかはその場面によりますが、猫が移動していて、「たった今、その角にいる(すぐにまた動く)」という時は「at」の方が合う、とあるネイティブは言います。「地点」感が出るためです。
一方、何かがある面を占めている場合は、「on」の方が使われる傾向があります。
Ex) There’s a little shop on the corner that sells bread.
(パンを売っている小さな店が角にあります)
「on」は「面」のイメージから、やはりベターッとした感覚なのでしょう。
最後にまとめると、こんなイメージになります。
以上、「corner」の英語感覚でした。
ABOUT ME
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。
その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。
2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。
現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。