英単語の最後に「-cle」が付くと、「小さい」を表す
指小辞「-cle」
ラテン語由来の「-cle」は「指小辞(ししょうじ)」と言い、これが単語に付くと「サイズが小さくなる」ことを意味します。
例えば、「icile」という単語があります。意味は「氷柱(つらら)」ですが、これは「ice」が小さくまとまったもの、のニュアンスです。
ちなみに「指小辞」は「-cle」以外にも沢山あり、「-ette」もその一つです。
「cassette(カセット)」は「case(箱)」+「ette(小さい)」で「小箱」のニュアンスになります。
cassette : 小箱
=「case(箱)」+「-ette(小さい)」
Ex) a cassette tape
(カセットテープ)
ひとまずこちらでは、「-cle」が付いた単語を一覧で紹介します。
指小辞「-cle」が付いた単語
article【ˈɑːrtɪkl】
:記事
=【arti(関節)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
chronicle【ˈkrɑːnɪkl】
:年代記
=【chron(時間)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
(時系列になった書物を一つにまとめたもの)
cubicle【ˈkjuːbɪkl】
:イメージのような、仕切られた仕事スペースのこと
=【cube(立方体)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
cuticle【ˈkjuːtɪkl】
:あま皮(爪の根本の薄い皮の部分)
=【cuti(皮膚)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
miracle【ˈmɪrəkl】
:奇跡
=【mira(不思議に思う)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
molecule【ˈmɑːlɪkjuːl】
:分子
=【moles(かたまり)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
obstacle【ˈɑːbstəkl】
:障害、障害物
=【ob-(反対)】+【sta-(立つ)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
parcel【ˈpɑːrsl】
:小包
=【part(分ける)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
(小さく分けられたもの)
※アメリカ英語では「package」です。
particle【ˈpɑːrtɪkl】
:微粒子、粒子
=【parti(部分)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
pinnacle【ˈpɪnəkl】
:小尖塔
=【pina(翼、尖塔)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
ripple【ˈrɪpl】
:さざ波
tentacle【ˈtentəkl】
:触手
=【tent(試す)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
(試しに触るもの)
spectacle【ˈspektəkl】
:(目を見張るような)光景、美観
=【spect(見る)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
vehicle【ˈviːəkl】
:乗り物
=【vehere(運ぶ)】+【-cle(小さい、まとまったもの)】
以上、指小辞「-cle」について、でした。