動詞

「貸す」に当たる英語表現ー「lend」「 rent」「lease」「loan」の違い

管理者

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クイズ

Could you ____ me your pen?
(ペンを貸してくれませんか?)

A)lend B)borrow C)rent

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「貸す」ニュアンスの動詞

答えは「lend」になります。

答え

A)lend

Could you lend me your pen?
(ペンを貸してくれませんか?)

「えっ?」となった方もいるかもしれませんが、「borrow」は「借りる」意味です。

そして今、主語は「you」になっています。「(あなたが)私に貸してくれませんか?」の意味なので、この場合は「lend(貸す)」が正解になってきます。

ただし、主語を「I」に変えれば、「May I borrow your pen?」で同じ内容のお願いできます。

ここでは「貸す」に当たる英語表現を復習しておきましょう。

まず、「lend」は「貸す」意味です。

「lend」のイメージ例文

Could you lend me your pen?
(ペンを貸してくれませんか?)

大事なのは、「lend」はモノやお金などを「無料で貸す」ところにあります

少し例文を紹介します。

  • She often lends us books.
    (彼女はよく私たちに本を貸してくれる)
  • I lent him 100 dollars.
    (私は彼に100ドル貸した)

「lend」の過去形は「lent」になるので、気を付けてください。

そして次に「rent」という動詞があります。これは比較的短期間で賃貸することです。

「rent」のイメージ例文

We rented our cottage to him.
(私たちは小屋を彼に貸した)

ポイントは、家や車や土地などを「有料で」貸すことです。無料の「lend」とここが大きく違います。

  • Rent is due on the first of the month.
    (家賃は毎月1日が締切日です)
  • We rent out a room in our house to the students.
    (私たちはその学生たちに、家の中の一部屋を貸しています)

ちなみに「rent」には「借りる」意味もあるため、「貸す」ことを明確にしたい時は最後の例文のように「out」を付けることがあります。

次は「lease」ですが、これは「長期的に」有料で貸す意味です。

「lease」のイメージ例文

A local farmer leased them the land.
(農家は彼らに土地を貸した)

このように「rent」は短期的、「lease」は長期的に貸すニュアンスです。

  • We leased the house to a young married couple.
    (私たちはその家を若い夫婦に貸した)
  • Parts of the building are leased out to tenants.
    (建物の一部はテナントに貸し出されている)

最後に「loan」ですが、これは銀行などが利子を取ってお金を貸し付ける意味です。

「loan」のイメージ例文

The bank is happy to loan money to small businesses.
(その銀行は、中傷業者にお金を貸付することに積極的だ)

  • A friend loaned me $1 000.
    (友達が私に1,000ドル貸してくれた)
  • The National Gallery has been kind enough to loan this painting to our museum.
    (ナショナル・ギャラリーのご厚意で、この絵を当館にお貸し頂けることになりました)

最後の例文のように、「loan」はお金だけでなく、高価なものを博物館などに貸す際にも用いられます。

最後にまとめると、こうなります。

重要
  • 「lend」…モノやお金などを「無料で」貸す。
  • 「rent」…家や車や土地などを「有料で」貸す。比較的短期間。
  • 「lease」…家や車や土地などを「有料で」貸す。比較的長期間。
  • 「loan」…銀行などが利子を取ってお金を貸し付ける。

以上、「貸す」に当たる英語表現でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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