イディオム「have your cake and eat it too」の意味は何でしょうか?
「have your cake and eat it too」の意味
答えは「おいしいことを両取りすること」です。
例文を見てみましょう。
You can’t have your cake and eat it too – if you want more local services, you can’t expect to pay less tax.
(もしも行政のサービスをもっと受けたいのならば、税が安くなることを期待しない方がいいよ。おいしいことは両取りできないんだから)

考え方は「ケーキを所有することと、食べることを両立させること」です。

しかし当然ながら、保有することを優先すればケーキは食べられませんし、食べてしまえばケーキはなくなる(保有できなくなる)わけです。
つまり、「二つのうち、一つを選びなさい。両方おいしい思いはできないんだから」という場面によく使います。
A : I want to lose weight, but I can’t stop eating cake.
(痩せたいんだけど、ケーキを食べないわけにはいかないわ)
B : You can’t have your cake and eat it too.
(おいしいことは両取りできないもんさ。ケーキを我慢して痩せるか、ケーキを食べて太るか、どちらかを選ばないと)

1540年代から使われている、歴史のあるイディオムです。
その他の「cake」を使ったイディオム
piece of cake
一番有名なイディオムですね。意味は「簡単にできること、朝飯前」です。
This math problem is a piece of cake.
(この数学の問題は楽勝だわ)

由来は19世紀に行われていた、アフリカ系アメリカ人のダンスコンテスト「cake walk」にあると言われています。この大会の優勝の景品は「ケーキ」でした。
そこで難しいダンスのステップを簡単に踏んでいる様子から、「ケーキ=簡単、楽勝」の意味が生まれたようです。
sell like hot cakes
これも有名ですね。意味は「飛ぶように売れる」ことです。
His food sold like hot cakes.
(彼の食べ物は飛ぶように売れた)

由来は1600年代末頃、お祭りやイベントで鉄板で焼いたホットケーキ(パンケーキ)が飛ぶように売れたことにあるようです。
その後、1800年代の中頃になると、飛ぶように売れるものには何にでもこの表現が使われるようになりました。
覚えた表現は、オンラインレッスン中に使っていく中で定着していきます。
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