「very」が付けられない形容詞って何があるの?
既に「強意」のニュアンスを含んでいる形容詞
英語学習者の皆さんは、恐らく今まで「very delicious」という塊を見たことがないと思います。
それはなぜかというと、「delicious」の中に既に「very」にニュアンスが含まれているから、で説明できます。
これと同じようなパターンの形容詞は他にも沢山あります。
「素晴らしい」を表す「wonderful」もそうですね。「very wonderful」とは言いません。
We had a wonderful time last night.
(私たちは昨夜、素晴らしい夜を過ごした)
私たち日本人は「delicious=美味しい」「wonderful=素晴らしい」と覚え、英作文をする時に「とても美味しい→very delicious」「とても素晴らしい→very wonderful」としがちなため、使う際は気をつけましょう。
最後に、その他にも既に強意のニュアンスを含んだ形容詞を、以下ご紹介します。
「very」をつけない形容詞
fantastic
:素晴らしい
Ex) The movie’s climax is a fantastic chase scene.
(その映画のクライマックスは、素晴らしいカーチェイスのシーンだ)
amazing
:驚くべき、素晴らしい
Ex) He has an amazing ability to learn new languages.
(彼は新しい言語を習得する素晴らしい能力を持っている)
awesome
:素晴らしい、最高の
Ex) You look totally awesome in that dress.
(そのドレスは最高に似合うね)
fascinating
:とても魅力的な、素晴らしい
Ex) The aquarium has fascinating sea animals.
(その水族館はとても魅力的な海洋動物を取り揃えている)
brilliant
:素晴らしい、最高の
Ex) She gave a brilliant performance.
(彼女は素晴らしい演技をした)
incredible
:信じられない
Ex) It’s incredible to me that such a lazy person could be so successful.
(あんな怠惰な人間があんなに成功したなんて、自分には信じられない)
excellent
:優秀な、素晴らしい
Ex) This book is excellent.
(この本は素晴らしい)
terrific
:素晴らしい
Ex) She’s given me some terrific ideas.
(彼女は素晴らしいアイデアを私にくれた)
hilarious
:とても面白い
Ex) Do you know Matt? He’s hilarious.
(マットは知っている?彼ってとっても面白いのよ)
huge
:巨大な、とても大きい
Ex) My shoe is huge compared to this one.
(この靴に比べれば、私の靴はとても大きい)
massive
:壮大な、巨大で重い
Ex) The castle has massive walls.
(その城は壮大な壁でできている)
tiny
:とても小さい
Ex) This book is tiny.
(この本はとても小さい)
delighted
:とても嬉しい
Ex) I am delighted to meet you.
(お会いできて、とても嬉しい)
furious
:とても怒った
Ex) She was absolutely furious.
(彼女はとても怒っていた)
exhausted
:とても疲れた
Ex) She’s exhausted from working hard.
(彼女は働きすぎで、疲労困憊だ)
disgusting
:ムカつく、最悪な
Ex) Carrots are disgusting!
(ニンジンなんて大嫌い)
terrible
:恐ろしい、ひどい
Ex) The results of my exam were terrible.
(テスト結果は惨憺たるものだった)
awful
:ひどい、最低な
Ex) The weather is awful.
(ひどい天気だ)
以上、「強意」の意味を含んだ形容詞について、でした。