「another」の後ろは必ず単数形?

管理者
クイズ

It will take another two ____ to finish the building.
(その建物が完成するにはあと2年必要だ)

A)year B)years

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「another」は「おかわり」の感覚

答えは「years」になります。

答え

B)years

It will take another two years to finish the building.
(その建物が完成するにはあと2年必要だ)

「another」はもちろん「もう一つの」という意味で、「an(一つの)+other(他の)」で成り立っています。

「another」のイメージ例文

 I’d like another cup of coffee.
(コーヒーをもう一杯欲しいのですが)

つまり「一つの」というニュアンスが入っているので、通常は後ろに「単数形」が来ることになります。

他の例文を見てみましょう。

  • Should we open another bottle of wine?
    (ワインのボトルをもう一本開けていい?)
  • Tomorrow is another day.
    (明日はまた別の日だ=明日は明日の風が吹く)

このように「another」は「もう一つ分、おかわりする」感覚ですね。

しかしながら、後ろに複数形が来るパターンも普通にあります

それは「後ろに来る複数形」を「『もう一つのカタマリ』と考えて、単数扱いにしている」場合です。

「another」の後ろに複数形が来るパターン

It will take another two years to finish the building.
(その建物が完成するにはあと2年必要だ)

つまり、「2週間」をもう一つ分、おかわりする、と考えています。

こちらの例文を見てみましょう。

  • We’ll have to wait another two weeks for the results.
    (結果はあと2週間待たなければならない)
  • There’s still another 100 dollars to pay.
    (まだ100ドル払わないといけない)
  • We’ve still got another 100 miles to go.
    (まだ100マイル残っている)

このように「行為をもう一回繰り返す」場面で、よく使われます。「えー、またぁ?」の感覚ですね。

「another」が出てくると、反射的に「単数形」に飛びついてしまうので、これはよくテストなどで問われるところです。ぜひ覚えておきましょう。

以上、「another+複数形」のパターンについて、でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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