「同じ価値」の「for」のニュアンス
管理者
「目には目を」は「an eye for an eye」
答えは「for」になります。
まず、「for」の基本は「方向性」です。
「for」のイメージ例文ー①
This is a present for you.
(これはあなたへのプレゼントよ)
「(あなたに)向けられたもの」、のニュアンスですね。
そして、何かを支払う時にも「for」が使われます。
「for」のイメージ例文ー②
I paid 10 dollars for the flowers.
(私は花を買うのに、10ドル払った)
この「10ドル」は「花」のために支払われました。
そしてここがとても大事なのですが、「10ドル」と「花」は価値が同じ、ということです。
重要表現「exchange A for B(AをBと交換する)」が、「for」を使うのはこのようなニュアンスからです。
そして、ちなみにあのハンムラビ法典の「目には目を」は英語だと、「an eye for an eye」になります。
もちろんそれは、「目」と「目」が同じ価値である、というニュアンスです(つまり、受けた害に対して、同等の仕打ちをもって報いること、の意味です)
さて、ここで問題に戻りますが、「逮捕」も同じ感覚です。
逮捕されるには、それなりの「不法行為」があるはずです。それが「逮捕」と釣り合っていないといけません。
その他の例文です。
- He was arrested for theft.
(彼は窃盗で捕まった) - He was arrested for driving without a license .
(彼は無免許運転で捕まった) - The boy was punished for being late.
(その少年は遅刻で罰せられた)
三つ目の例文のように、「punish(…を罰する)」も「for」を伴って、「…の罪で罰する」となるのも、このようなニュアンスからです。
以上、「同じ価値」を表す「for」について、でした。
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