「朝6時にアラームをセットする」を英語にすると、「I set the alarm clock at 6 a.m.」でいいのか考えてみます。
時刻は「at」の感覚
例えば「朝7時」に起きたとすると、英語ではこう表現します。
I woke up at 7 a.m.
(彼女は7時に起きた)

「at」は「点」のイメージです。そして時刻は一つ一つの「時の地点」の感覚なので、「at」で繋ぎます。
ただ、この感覚で「I set the alarm clock at 6 a.m.」と表現してしまうと、どうなるでしょうか?
日本語に訳すと、「私は朝6時にアラームをセットした」で何ら問題はないように思えますが、これは「朝の6時時点において、アラームをセットする行為を行った」と捉えられてしまうのです。
ただもちろん、実際にアラームをセットしたのは、「寝る前の段階」です。6時に起きるのであれば、普通は夜の10〜11時くらいでしょうか。
そのためこの場合は「at」ではなく、「朝7時に向けて」のニュアンスに当たる前置詞を使わなければなりません。
「方向性」を表す「for」
答えを言ってしまうと、この場合は「for」を使います。
This is a present for you.
(これはあなたへの贈り物です)

このように「for」は「方向性」を表します。あなたに向けたプレゼント。
そのため、誰かに何かを買う場合は、よくこう表現します。
I bought a jacket for my husband.
(私は夫にジャケットを買った)

「夫に向けて」買ったニュアンスです。ジャケットの行き先は「夫」。
また、出発するときも「目的地」によく「for」を使います。
I left the office for the station.
(私は駅に向かって会社を出た)

「会社を出た。駅に向かってね」の意味。
この感覚を、そのままアラームに置き換えます。「アラームをセットした。朝の6時に向かってね」
I set the alarm clock for 6 a.m.
(私は朝6時にアラームをセットした)

これでピッタリと感覚が揃います。
「時刻だから」と機械的に「at」を置くのではなく、場合に応じて、正しい前置詞を選んでいきましょう。
覚えた表現は、オンラインレッスン中に使っていく中で定着していきます。
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