「太陽が東から昇る」を英語にすると?
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管理者
「東の地域で昇る」と考える
答えは「in」になります。
これは日本語の「東から昇る」から英語を作ってしまうと、確実に「from」を選んでしまうので、日本人がやってしまうミスの一つとしてとても有名です。
というのもまず、英語圏では「東の地方で太陽が昇る」と発想します。
もう少し詳しく説明すると、日本語では太陽が東から昇り、西に沈むまで一つの連続した動きで捉えるのに対し、英語圏では太陽が東の地域で昇ることと、西の地域で沈むことを二つの分離した動きで捉えるわけです。
そのため英語圏では「東から昇る」ではなく、「東の地域で昇る」と組み立てます。
もちろん、沈む場合も同じです。「西に沈む」のではなく、「西の地域で沈む」と考えます。
「日没」を英語にすると
The sun sets in the west.
(太陽が西に沈む)
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そのため、英語圏の人は「to the west」ではなく、圧倒的に「in the west」で表現します。
そしてここで注意しておかないといけないのは、方角であれば必ず「in」を使う、というわけではない、ということです。
例えば、「風が北東から吹いている」を英語にすると、こうなります。
「北東から風が吹いている」を英語で
The wind is blowing from the northeast.
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これは風が北東の地域で吹いているのではなく、その風が移動し、その出所が「北東」なので、「from」が使われているわけです。
「from」は「出所」のニュアンスです。
「from」のイメージ例文
Heavy smoke is coming from the burning building.
(濃い煙が燃えている建物から立ち上がっている)
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少し混乱しやすいポイントなので、もう一度まとめると、こうなります。
以上、太陽の入りと出の感覚でした。
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