「過去の出来事に反すること」を仮定する表現ー「仮定法過去完了」
管理者
過去の時制から、更に時制を一つ落とす
答えは「had had」になります。
前回は「仮定法過去」について、説明しました。
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「現実と反すること」を仮定する表現ー「仮定法過去」
現実に起こりそうでないものや現実と相反するものを「過去形」を使って、言いたいことを伝える表現です。
仮定法過去の例文
If I were a millionaire, I would travel to space.
(もしも自分が大金持ちだったら、宇宙に旅行に行くだろう)
これは今、大金持ちではない、ということを暗に表しています。その上で、「もしも大金持ちだったら」と仮定し、自分の意見を述べています。
今回は「今」ではなく、「過去」のある時点を想定して、「もしもあの時…だったら」という表現になります。
そのため、元々が過去形なので、更にそこから一つ時制を落として、「過去完了形」になるのが今回のポイントです(この用法のことを「仮定法過去完了」と言います)
仮定法過去の例文
If I had seen the advertisement, I would have applied for the job.
(もしもその広告を見ていたなら、その仕事に応募していただろう)
そしてこのように、後ろも「would(could、might) have+過去分詞」の形になるので、その点も要注意です。
例文をいくつか紹介します。
- If I had had enough courage, I would have asked her out.
(もしも私に十分な勇気があったら、彼女をデートに誘っていただろう) - I wouldn’t have come if l had known he was here.
(もしも彼がここにいると知っているなら、私は来なかったのに) - If I had met her, I would have told her that.
(もし彼女に会っていたら、そのことを伝えていただろう)
ふと、振り返ってみて、「あの時ああだったら、こうだったのになあ」となることは毎日多々あることです。
そこにこちらの英語表現を被せてみてください。実体験に重ねることが大事です。
以上、仮定法過去完了について、でした。
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