仮定法

「現実と反すること」を仮定する表現ー「仮定法過去」

管理者
クイズ

If I ____ you, I would marry her.
(もしも私が君だったら、彼女と結婚するだろうな)

A)am B)were

【無料体験アリ!】2月のお得なキャンペーン【広告】

「仮定法」とは現実に反する妄想

答えは「were」になります。文法用語だと、「仮定法」ですね。

答え

B)were

If I were you, I would marry her.
(もしも私が君だったら、彼女と結婚するだろうな)

一般的にこの「仮定法」は日本人にとって、一番難しい文法事項だと言われています。

ではなぜ難しいかというと、それは日本語と「コンセプトが大きく違うから」だと思います

例えば日本語では、「もしも明日雨だったら、遠足は延期になるだろう」という文と、「もしも自分が大金持ちだったら、宇宙に旅行に行くだろう」という文は、同列で考えます。

しかしながら、英語では「If it rains tomorrow, the field trip will be postponed.」「If I were a millionaire, I would travel to space.」で表現します。

二つの違いは「時制」です。二文目は「過去形」を使っています。

上のように日本語はどちらも同じ時制ですが、英語は現実に起こりそうな場合は「現在形」で表し、現実に起こりそうでないものや現実と相反するものは「過去形」を使うのです(この用法のことを「仮定法過去」と言います)

仮定法過去の例文

If I were a millionaire, I would travel to space.
(もしも自分が大金持ちだったら、宇宙に旅行に行くだろう)

ではどうしてここに「過去形」が出てくるのかというと、過去形は「距離」を表すところに、理由があります。

例えば「君のことが好きだったよ」と聞けば、今は自分のことが好きじゃないんだなあ、とグーンと距離を感じます。

このように、過去形の役割とは、「今、現実」を切り離し、距離を置くところにあります。

そしてこの特徴が仮定法に適用されています。

つまり、「if」で始まる節が過去形であれば、「あ、これから現実と反する妄想を前提に話をするんだな」と相手にシグナルを送れるわけです。

そして文法上のルールとしては、主語が「I」であろうが、どんな場合も「be動詞」は「was」にはならず、「were」にし、続く主文の推量の助動詞も「would(could、might)」と時制を過去形にします

例文を紹介します。

  • If he were here, I could explain to him myself.
    (もしも彼がここにいれば、私が説明できるのに)
  • If you were a cactus, I‘d endure all the pain just to hug you.
    (もし君がサボテンだったら、君を抱きしめるためにどんな痛みにも耐えるだろうね)
  • If I had a chance to go to Japan, I‘d take it like a shot.
    (もしも日本に行けるチャンスがあれば、すぐにでも行ってみたい)

いずれも、「実際はそうではない」ということを表していますよね。

このように、基本的に私たちが苦手とするものは、「英語と日本語のコンセプトがかけ離れている項目」に限られてきます。

仮定法はその一つになります。一つひとつ、着実におさえていきましょう。

無料体験はこちらから!【広告】
ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
記事URLをコピーしました