英語の語源「viv-」は「生命、生きる」を表す
「survive」の「viv-」
まず私たちもよく知っている単語に、「survive」があります。
survive【sərˈvaɪv】
:生き残る、危機的状況から脱する
Ex) They had to survive by begging and stealing.
(彼らは乞食をしたり、盗難をしたりして、生き延びなければならなかった)
「sur-」部分は「上に、超える」意味で、「viv-」部分は「生命、生きる」を表します。
こうして、「survive」は「生命を超える→生き残る」という意味になります。
そして、クイズの「vivid」は「鮮明な、生き生きとした」という意味で、「生命に満ち溢れている感じ」が本来のニュアンスです。
また、最近はよく商品名などに「バイタル(vital)」という単語が使われていたりしますが、これも「生命に関した」という意味が第一義で、そこから「必要不可欠な」などというニュアンスにも発展していきました。
vital【ˈvaɪtl】
:生命に関した、必要不可欠な
Ex) vital organs
(心臓や肺など、生命維持に深く関わる器官)
そしてこれも日本語でよく「バイタリティーがあるなあ」と言うように、「vitality」は「活力、生命力」を表します。
vitality【vaɪˈtæləti】
:活力、生命力
Ex) Despite her eighty years, Emily was full of vitality.
(80歳にも関わらず、エミリーは生命力に溢れている)
以下、「viv-」由来の単語を紹介します。
語源「viv-(生命、生きる)」が入った英単語
revive【rɪˈvaɪv】
:生き返る、再生する、回復する
=【re(再び)】+【viv(生命、生きる)】
Ex) The economy is beginning to revive.
(経済は回復されつつある)
revival【rɪˈvaɪvl】
:再生、復活、再上演
Ex) We’re staging a revival of a 1950s play.
(1950年代の演劇の再上演を始めています)
vivacious 【vɪˈveɪʃəs】
:快活な、溌剌(はつらつ)とした
=【viv(生命、生きる)】+【ous(形容詞)】
Ex) She has a vivacious personality.
(彼女はいつも快活だ)
vitamin【ˈvaɪtəmɪn】
:ビタミン
=【viv(生命、生きる)】+【amine(アミノ酸)】
→アミノ酸が含まれている、と考えられていたことから。
Ex) breakfast cereals enriched with vitamins
(ビタミンが豊富な朝のシリアル)
vigorous【ˈvɪɡərəs】
:元気のある、強い
=【vigor(活力)】+【ous(形容詞)】
Ex) He remained vigorous into his nineties.
(彼は90歳になっても元気に満ち溢れている)
以上、英語の語源「viv-」でした。