I’ll go back ____ hometown during the summer vacation.
(私は夏休みの間、帰省するつもりです)
A)何もなし B)to my
「故郷=hometown」はただの名詞
よくある間違いで、「go to my home(家に帰る)」があります。
「go to …=…へ行く」「home=家」で覚えてしまうと、どうしてもこうなりがちですが、この場合の「home」は「家で」の意味の副詞で、「to 」の意味まで含んでいます。
同じ仲間で「abroad(海外に、海外で)」がありますが、これも「go abroad」などで使います。「go to abroad」とは言いません。
副詞「abroad」のイメージ例文
She went abroad last Saturday.
(彼女は先週土曜日に海外へ行った)
そのため、家に帰るのであれば、「go home」で表現します。
副詞「home」のイメージ例文
I felt ill so I went home.
(具合が悪かったので、家に帰った)
- I wish he’d come home.
(彼が帰宅してくれたらいいのに)
- What time did you get home?
(あなたは何時に帰ってくるの?)
- Why don’t you go back home and rest?
(家に帰って、休息を取ったら?)
そのため、帰省するのも同じ感覚で、「go back hometown」になるかもしれない、と迷う方もいるかもしれませんが、「hometown」にはこの副詞用法がありません。名詞用法のみです。
そのため、「go」と一緒に使うのであれば、「to」は必要になってきます。
B)to my
I’ll go back to my hometown during the summer vacation.
(私は夏休みの間、帰省するつもりです)
このように、「go back to my hometown」で「帰省する」意味です。
- Many Japanese go back to their hometowns during the Bon Festival.
(多くの日本人は、お盆休みに帰省します)
以上、「帰省する」の英語表現でした。
ABOUT ME
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。
その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。
2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。
現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。