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英語の語源「syn-」は「同じ、共に」を表す

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クイズ

「synchronize」「syn-」は何を表すでしょうか?

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「syn-」は「同じ、共に」を表す

動詞「synchronize」は分解すると、「syn+chrono+ize(する)」となり、「動きを同期させる、同時に起きる」意味になります。

答え

synchronize【ˈsɪŋkrənaɪz】
:動きを同期させる、同時に起きる
=【syn(同じ、共に)】+【chron(時間)】+【ize(する)】

Ex) The dancers practiced until they synchronized their movements.
(ダンサーたちは動きが同じになるまで練習した)

「syn-」はこのように「同じ、共に」のニュアンスになります。

ちなみにケータイを他のデバイスと同期する動詞も「sync(「synchronize」の略)」を使います。

「sync」を使った例文

sync my iPhon to my iPad : iphoneをiPadと同期する

Ex) I will sync my iPhone to my iPad.

そしてこの「syn-」は、次に続く音によって形が変わることがよくあります。例えば「sympathy(シンパシー)」です。

sympathy【ˈsɪmpəθi】:同情、思いやり

=【sym(同じ、共に)】+【path(感情、苦しみ)】

Ex) She went to her best friend for sympathy.
(彼女は慰めるために、親友の元へ向かった)

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「syn-」に続く音が「p」なため、上下の唇が閉じ、「sym-」に変わっています(その他にも「s」の前では「sys-」に変わったりしますが、やはり元は「syn」です)

以下、ご紹介する単語は全て「同じ、共に」の意味を持つので、合わせて覚えておきましょう。

語源「syn-,sym-,sys-」が入った英単語

syndrome 【ˈsɪndrəʊm】

:症候群
=【syn(同じ、共に)】+【drome(進行する)】

Ex) This syndrome mostly affects women in their thirties.
(この症候群は30代の女性の間で最も顕著にみられる)

synonym【ˈsɪnənɪm】

:同義語、類義語
=【syn(同じ、共に)】+【name(名前)】

Ex) “Small” and “little” are synonyms.
(「small」と「little」は類義語だ)

synergy【ˈsɪnərdʒi】

:相乗効果
=【syn(同じ、共に)】+【energy(名前)】

Ex) A synergy has developed among the different groups working on this project.
(様々なグループがこのプロジェクトに取り組むことで相乗効果が生まれる)

synthesizer 【ˈsɪnθəsaɪzər】

:シンセサイザー
→「合成する、統合する」意味の「synthesize」が語源
=【syn(同じ、共に)】+【thesis(置く)】+【er】
(音を合成して作り出す楽器)

photosynthesis【ˌfəʊtəʊˈsɪnθəsɪs】

:光合成
=【photo(光)】+【syn(同じ、共に)】+【thesis(置く)】
(光で物質を合成すること)

Ex) Photosynthesis is a highly complex process.
(光合成はとても高次元なプロセスで行われる)

symmetrical【sɪˈmetrɪkl】

:左右対称の、シンメトリーの
=【sym(同じ、共に)】+【metr(計る)】+【ical(形容詞)】

Ex) The human body is symmetrical.
(人間の体は左右対称だ)

symbol【ˈsɪmbl】

:象徴、シンボル
=【sym(同じ、共に)】+【bol(投げる)】
(二つに割ったものを突き合わせてお互いを確認する「割符」や、「合言葉」が語源)

Ex) The flag is a symbol of our country.
(その旗は私たちの国のシンボルだ)

symphony 【ˈsɪmfəni】

:交響曲、シンフォニー
=【sym(同じ、共に)】+【phone(音)】
(音を共にすること)

symptom 【ˈsɪmptəm】

:症状
=【sym(同じ、共に)】+【ptom(落ちる)】
(病気と一緒に起こる、落ちる)

Ex) cold symptoms
(風邪の症状)

system【ˈsɪstəm】

:システム
=【sys(同じ、共に)】+【tem(立つ)】
(共に立つ、複数のもので成り立つ)

Ex) the solar system
(太陽系)

以上、英語の語源「syn-,sym-,sys-」でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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