「blood(血)」と「bloom(咲く)」の語源
管理者
印欧祖語の「bhel」
「blood」の語源は、印欧祖語の「bhel」にあるようです。
そして、その意味は「膨れる」ことです。
blood【blʌd】
:血、血液
このように膨れる(bhel)ところから、「溢れ出る、ほとばしる、流れ出る」イメージを持つ「血」に繋がり、「blood」という言葉が形成されたようです。
もちろん、出血する意味の「bleed」も同じです。
bleed【bliːd】
:出血する
Ex) My finger is bleeding, so I need a Band-Aid.
(指から出血しているから、絆創膏が必要だわ)
そしてこの「膨れる(bhel)」イメージは、「bloom (花が咲く)」や「blossom (花)」という言葉にも繋がっていった、と考えられています。
bloom【bluːm】
:(花が)咲く
Ex) The cherry blossoms are beginning to bloom.
(桜の花が咲き始めた)
花が咲くのは、正しく「膨らむ」イメージですよね。
ちなみに「祝福する」意味の「bless」も、どうやら同じ語源を持つようです。
bless【bles】
:祝福する
Ex) The priest blessed their marriage at the wedding.
(結婚式にて親父は彼らの結婚を祝福した)
由来はその昔、「生贄の血」で祭壇を清めたところにあるそうです。
「blood」と「bloom」、そして「bless」の音が似ているのは、こういう理由だったんですね。
以上、印欧祖語「bhel」由来の単語について、でした。
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