「叱る」は英語で「scold」?
「scold」は「子供に叱る」
答えは「reprimanded」になります。
「えっ、どうして『scold』じゃダメなの?」と思われるかもしれませんが、「scold」は親や教師が子供に向かってガミガミ叱る感覚です。
My mother scolded me for not doing my homework.
(母は宿題をしないことで私を叱った)
少し例文を紹介します。
- She scolded the child gently for her bad behavior.
(彼女はその悪い行いに対して、優しくその子供を叱った) - ‘Don’t be such a baby!’ he scolded.
(「赤ちゃんみたいな真似をするな」と彼は叱った)
どれも大人が子供に叱りつけるイメージですね。
そして、大人が大人を叱る場合は「scold」ではなく、「reprimand」などを使います。
The boss reprimanded us for talking too much.
(上司は喋りすぎだと私たちを叱った)
あまり馴染みがない単語かもしれませんが、「reprimand」はフォーマルな単語で、上司などが間違ったことをした部下などに対し、叱責する感じです。
少し例文を見てみましょう。
- I was severely reprimanded by my boss.
(私はキツく上司に叱られた) - She was reprimanded for failing to do her duty.
(彼女は職務を怠ったとして、叱責された)
このように、「叱る=scold」で全てのパターンを組み立てないよう、要注意です。
そしてあともう一点「scold」に関して言うと、少し古めかしい表現で、もうあまり使われていない、と指摘するネイティブもいるということです。
ではその代わりに何を使うかというと、「get in trouble」がいいようです。
In high school, we often got in trouble for talking in class.
(高校時代、授業中に喋って私たちはよく怒られた)
日本語だとこのような場合、よく「叱られる」と表現しますが、イメージから考えると「面倒なことになる」とも言えるので、「get in trouoble」でもしっくり来ますよね。
また、「叫ぶ」意味の「yell」を使って、「yell at …」で「怒る」を表現することもできます。
She yelled at her mischievous child.
(彼女はイタズラをする子供に怒った)
それぞれの例文です。
- He got in trouble for skipping lessons.
(彼は授業をサボって叱られた) - I’m sorry I yelled at you last night.
(昨夜は叱って悪かった)
以上、「叱る」の英語表現でした。