「…すればなあ」を表す「I wish …」の例文
管理者
「wish」は「実現可能性」が極めて低い
答えは「had」になります。
私たちは「wish」を「願う」一語で覚えるため、なかなかこの感覚が付かないのですが、「wish」は「実現可能性」が極めて低いニュアンスです。
似た動詞に「hope(望む)」がありますが、こちらは実現可能性が極めて高いニュアンスです。
「hope」のイメージ例文
I hope you get well soon.
(早く良くなると望んでいます)
これは「早く良くなる可能性」が極めて高い、と女の子は信じています。
これを「hope」ではなく「wish」にしてしまうと、「早く良くなる可能性は極めて低いけど、そうなることを願っているわ」のニュアンスに変わってしまいます。
「hope」の例文を少し紹介します。
- I hope I can find a good job.
(私はいい仕事が見つかればいいなあ、と思っています) - I hope I can pass the test.
(私は試験に合格できればいいなあ、と思っています) - He’s hoping for a promotion.
(彼は昇進を望んでいる)
どれも「普通に起こりそうなこと」ばかりですよね。非現実性がありません。
一方、「wish」はクイズにもあるように「実現可能性」が低く、「無理だろうなあ」という気持ちがその裏に見え隠れしています。
「wish」のイメージ例文
I wish you were here.
(あなたがここにいてくれたらなあ)
現実と離れていることを表すのは、「仮定法」の感覚です。時制を一つ過去にズラして、現実感を打ち消します。
合わせて読みたい
「現実と反すること」を仮定する表現ー「仮定法過去」
そのため、「I wish 主語+過去形」で「…すればなあ」という「非現実的な願い」を表現することができます。
例文を紹介します。
- I wish I could fly.
(空が飛べたらなあ) - I wish I could speak English.
(英語が話せたらなあ) - I wish I were taller.
(もっと背が高かったらなあ)
例文を見ると分かると思いますが、「hope」と比べると、かなり内容が「(その人にとって)非現実的」な感じがするはずです。
ちなみに過去の事実に対して「もしもあの時、…だったらよかったのになあ」ということを表現したい時は、過去完了形を使います。
過去完了系を使った「wish」のイメージ例文
I wish I hadn’t eaten so much.
(食べ過ぎなかったらなあ)
- Sometimes I wish I had never been born.
(時々、生まれてこなかったらなあ、と思う) - I wish I had taken your advice.
(あなたのアドバイスを聞いていたらなあ) - I wish I hadn’t done that.
(あんなこと、しなければよかったなあ)
以上、「I wish …」の表現方法について、でした。
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