「卒業する」を英語にするとどうなるでしょうか?
「他動詞」と「自動詞」
英語の動詞には大きく分けて「他動詞」と「自動詞」があります。
「他動詞」は目的語を必要とし、「自動詞」は目的語を必要としないものです。
他動詞の代表的なものとしては、「love」があります。
I love you.
(私はあなたを愛している)

「love」を使う場合、「loveする相手(目的語)」が必要です。このように目的語を必要とするものが「他動詞」です。
そして自動詞には「walk」があります。
He walked towards the sun.
(彼は太陽に向かって歩いた)

「walk」単独で意味を成しています。目的語は要りません。そのため、この「walk」は「自動詞」になります。
⚠️ただし自転車を押して歩いていたら、「walk a bike」などと他動詞用法になります。

Ex) She’s walking her bike over the bridge.
(彼女は自転車を押して、橋を渡った)
そして、よく日本人が間違う動詞は「enjoy」です。
I enjoyed.
(私は楽しんだ)

日本語ではよく「あー、楽しんだ」と言うため、何ら問題がないように思えますが、「enjoy」は他動詞ですので、使う場合は必ず何を楽しんだのかまで表現しないといけません。
そのため、今の場合であれば、「I enjoyed the party.」とする必要があります。
「graduate」は自動詞
そして卒業する意味の「graduate」も、よく日本人が使い方を間違う動詞の一つです。
例えば大学を卒業した場合に、「I graduated college.」と日本人は組み立てがちですが、「graduate」は「自動詞」です。目的語を後ろに持ってくることはできません。その場合は必ず前置詞で繋がないといけなくなります。
そのため、このような表現になります。
She graduated from college in only three years.
(彼女はたった3年で大学を卒業した)

このように「graduate」は「from」が必要になります。
また同じように、「ドアや窓をノックする」時も注意です。「自動詞用法」となり、必ず前置詞が必要になってきます。
I knocked on the door but no one answered.
(ドアをノックしたけど、返事がなかった)

しかし、ドアなどではなく、力強く引っ叩く感じで「knock」を使った場合は「他動詞用法」となり、すぐに目的語を持ってきます。
I knocked him to the ground and kicked him.
(私は彼を地面に殴り飛ばし、蹴った)

「他動詞」として使う場合は、「目的語に大きな力が加わる」と覚えておいて下さい。
そのため、自動詞用法の「knock」は「コンコン」のイメージで、他動詞用法の「knock」は「ガッツーン」のイメージになるでしょう。
覚えた表現は、オンラインレッスン中に使っていく中で定着していきます。
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