「March(3月)」と「Mars(火星)」 の共通点
管理者
由来は軍神「Mars」から
答えは「Mars(火星)」になります。
まず「March(3月)」の由来からですが、その昔、ローマでは、1年は10ヶ月しかありませんでした。「1月、2月」がなかったのです。
というのも「暦」とは、いつ種を蒔き、いつ収穫するかを知らせるものだったため、農耕を全く行わない「1月、2月」は暦から除外されて、「空白期間」でした。
つまり、「1年の始まり」は「3月」だったのです。
しかし「3月」になると暖かくなり、「農耕」が始まります。
そして、それに合わせて始まるのが、「軍事行動」です。雪も融け、軍隊も動かしやすくなる。
「農耕」と「戦争」、それが「3月」のイメージでした。
そしてローマ神話に、「Mars (マルス)」という軍神がいます。「戦争」と「農耕」の神です。
ここが結びつき、「3月」はいつしか「Marsの月」と呼ばれるようになり、今の「March」になりました。
March【mɑːrtʃ】
:3月
(ローマ神話の軍神「Mars」が由来)
ちなみに「火星」は「Mars」ですが、これも由来は同じと言われています。
火星の赤い色が、「戦争で兵士が流す赤い血」や「燃え上がる赤い炎」を連想させるから、だそうです。
Mars【mɑːrz】
:火星
そして、「火星人」は「Martian」と言います。
Martian【ˈmɑːrʃn】
:火星人
アメリカのアニメなどを見ていると、よく出てくるので、覚えておいても損はない単語です。
そして最後に「格闘技」のことを英語で、「martial art(マーシャルァーツ) 」と言います。
もちろんこの「martial」も、「Mars」から来ています。「戦い」に関する形容詞ですね。
martial art【ˌmɑːrʃl ˈɑːrt】
:格闘技
以上、軍神「Mars」を語源に持つ英単語について、でした。
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