「have」?「make」?ー使役動詞「have」「make」「let」「get」
「make」は「(強制的に)…させる」意味
答えは「had」になります。
「(人に)…させる」という使役動詞と言えば、「make」「have」「let」「get」などがありますが、もちろんそれぞれニュアンスが違います。
まず、答えの「have」は「…して当然のことをさせる」ニュアンスで、自分の部下に何かをさせたり、料金を支払って仕事をさせる時によく使います。上の者が下の者に何かをさせる構図。
He had the barber cut his hair.
(彼は散髪屋さんに髪を切ってもらった)
お金を支払ったので、髪を切ってもらうのは当然ですね。この場合、「have+人+動詞の原形」で「(人に)…させる」という形を取ります。
他の例文を紹介します。
- I had him make copies of the documents.
(彼に文書のコピーを取らせました) - What would you have me do?
(私に何をしろと言うんだ?)
次に「make」は「make+人+動詞の原形」で、「(人に強制的に)…させる」という意味になります。
He made me wait for an hour.
(彼は私を1時間待たせた)
そもそも「make」は「何かを創り出す」意味なので、相手の意思に逆らってでも、無理に何かをさせるニュアンスがあります。
その他の例文です。
- He made me yawn.
(彼の欠伸がうつった) - My joke made her laugh.
(私のジョークで彼女は笑った) - He was made to stand stand in the hallway.
(彼は廊下に立たされた)
ちなみに三つ目の例文のように、「make」は受動態(be made to do …)を使って、「(人に強制的に)…させられた」という表現になることがよくあります。
次に「let」は「許可」を表し、「自由に…させてあげる」ニュアンスです。
Let me help you carry the box.
(その箱を運ぶのを手伝わせて下さい)
この場合も「let+人+動詞の原形」で表します。
- Let me introduce myself.
(自己紹介をさせて下さい) - Some people seem to let their kids do whatever they like.
(子供に好きなことをさせる人もいるようだ)
最後に「get」がありますが、これだけは他の3つと比べて形が違い、「get+人+to do」で表し、相手を説得させて何かをしてもらう時によく使います。プロセスに焦点がある。
I got my sister to help me with my homework.
(私は姉に宿題を手伝ってもらった)
そもそも「get」は「(何かを)掴む、手に入れる」というニュアンスで、「相手の心を掴み、納得して…してもらう」という場面で使います。
- I can’t get my kid to behave well.
(私は子供に行儀良くさせることができない) - I can’t get her to do her homework.
(彼女に宿題をさせることができない)
最後にまとめると、こうなります。
以上、使役動詞について、でした。