今回は「雨が雪に変わる」ということを、英語でどう表現するかを考えてみます。
変化する動詞は「turn」
まず、雨が「違うもの」に変わる部分を組み立てます。その場合、変化する動詞として、基本動詞「turn」が使えます。
もちろん「turn」は「Uターン」のように、「回る」意味ですが、その「転じる」ニュアンスから、「変化」を表す時にもよく使います。クルッと変わる感覚。
The leaves turned yellow.
(葉が黄色くなった)

正しく、秋の紅葉は動詞「turn」で表現できます。その他にも「信号が青に変わる」時は「The traffic light turned green.」です(青信号は「green light」)
今回、これをそのまま拝借して、
The rain turned ….

と、組み立てます。これで文章の骨組みが出来上がりました。
変化を表す前置詞は「into」
さて、問題はこのまま「The rain turned snow.」と表現できればいいのですが、文法上NGです。
というのも、そのまま置いてしまうと、「snow」が「turn」の目的語となってしまい、「雨が雪を回した」というニュアンスになってしまうためです。
ちなみになぜ上の「The leaves turned yellow.」がOKかと言うと、「yellow」が形容詞だからです。「SVC」の文型として処理できる。
そのため、「雨が変化した、雪にね」というふうに文を組み立てるには、「The rain turned … snow.」とし、中に前置詞を挟むことになります。
そしてここで使う前置詞は「into」になります。「…の中へ」としてよく使うもの。
なぜ「into」が「変化」を表すのに最適な前置詞なのか。それは、「別の状態」から「違う新しい状態」に入り込んだ、と捉えられるからです。
The glass broke into pieces when it fell on the floor.
(そのグラスは床に落ちた時に、粉々になった)

完全体の状態から、粉々の状態へ変わる。そして状態は空間(in)と捉え、そこに到達する(to)意味で、「in+to」が変化を表す前置詞の役割を果たすことになるわけです。
そのため、雨が雪に変わったのであれば、
The rain turned into snow.
(雨が雪に変わった)
で表現できます。
覚えた表現は、オンラインレッスン中に使っていく中で定着していきます。
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