「言葉にできないほど」を英語で考えると?ー「beyond」の感覚
管理者
「beyond」+「抽象名詞」の組み合わせ
答えは「beyond」になります。
「beyond」は「…を越えて」の意味で、語源は「be+yonder」で「遠い向こうから」のニュアンスだそうです。
そして、ポイントはただ越えるのではなく、「大きく」越えるところにあります。
「beyond」のイメージ例文
The ship disappeared beyond the horizon.
(船は水平線の遥か向こうに消えていった)
向こう側に消えて、完全に見えなくなっているニュアンスですね。
例文を紹介します。
- The parking area is just beyond those trees.
(駐車場はあの木々を大きく越えたところにあります) - planets beyond our solar system
(太陽系から遥か遠い惑星)
このように、「beyond」が使われている時は、思った以上に大きく越えているニュアンスを持った方がいいのかもしれません。
そして、この「beyond」と「description(描写)」のような抽象名詞を組み合わせると、否定のニュアンスを出すことができます。
つまり「beyond description」で「描写を越えて、言葉に表すことができないほど」の意味です。
これは一種のイディオムのようなもので、「over description」などとは言いません。
「beyond + 抽象名詞」のイメージ例文
His irresponsible actions are beyond understanding.
(彼の無責任な行動は全く理解できない)
パターンが色々あるので、まとめておきます。
ちなみに「The task is beyond me.」などという使い方もあります。
イメージから考えるとすぐに状況が浮かぶかと思いますが、これは「その仕事は自分の力量を越えている、自分には処理できない」というニュアンスになります。
大きく越えるニュアンスの「beyond」、よかったら意識してみて下さい。
ABOUT ME