above

「above」と「over」の感覚の違い

管理者

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クイズ

The water came ____ my ankles because of the heavy rain.
(大雨のため、水が足首の上にまで来た)

A)over B)above

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「above」と「over」の感覚の違い

「above」と「over」は、どちらも日本語にすると「…の上に」となってしまうので、日本人には使い分けが難しいです。

まず「above」「位置関係が上にある」ニュアンスです。

「above」の感覚

I saw an airplane flying across the sky above us.
(上空に空を横切っている飛行機が見えた)

この場合、飛行機は真上にいるかもしれませんし、全然自分の場所と離れたところにいるかもしれません。

ただ、確実に言えるのは「自分の位置よりも上にある」、ということです。

一方、「over」は確実に「真上」にある感覚です。

「above」の感覚

The airplane is flying over us.
(私たちの真上に飛行機が飛んでいます)

「over」はこのように、「真上、被さる」イメージです。

重要

そして「fly」などの移動のアクションが伴えば、「…を越える」感覚に繋がります(そもそも真上で移動すれば、必然的に「越える」ことになります)

Ex) He jumped over the puddle.
(彼は水たまりを飛び越えた)

そのため、クイズの答えはこうなります。

答え

B)above

The water came above my ankles because of the heavy rain.
(大雨のため、水が足首の上にまで来た)

水の位置が足首の上にまである、というニュアンスです。伝えたいのは、「高さが上にある」ということ。

これをもしも「over」にすると、「水が足首を越えていった」というニュアンスになりかねません。

ちなみに「海抜○○メートル」を表現する時も、必ず「above」を使います。

Ex) The mountain is 250 meters above sea level.
(その山は海抜250メートルだ)

「海抜」とは、山頂と海の表面の「高低差」、つまり「高さ」にフォーカスしたものであるので、「over」ではなく、「above」の感覚ですね。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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