「above」と「over」の感覚の違い
管理者
「above」と「over」の感覚の違い
「above」と「over」は、どちらも日本語にすると「…の上に」となってしまうので、日本人には使い分けが難しいです。
まず「above」は「位置関係が上にある」ニュアンスです。
「above」の感覚
I saw an airplane flying across the sky above us.
(上空に空を横切っている飛行機が見えた)
この場合、飛行機は真上にいるかもしれませんし、全然自分の場所と離れたところにいるかもしれません。
ただ、確実に言えるのは「自分の位置よりも上にある」、ということです。
一方、「over」は確実に「真上」にある感覚です。
「above」の感覚
The airplane is flying over us.
(私たちの真上に飛行機が飛んでいます)
「over」はこのように、「真上、被さる」イメージです。
そのため、クイズの答えはこうなります。
水の位置が足首の上にまである、というニュアンスです。伝えたいのは、「高さが上にある」ということ。
これをもしも「over」にすると、「水が足首を越えていった」というニュアンスになりかねません。
「海抜」とは、山頂と海の表面の「高低差」、つまり「高さ」にフォーカスしたものであるので、「over」ではなく、「above」の感覚ですね。
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