about

そのトピックについて話したら、「talk about the topic」か「talk around the topic」か?

管理者

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クイズ

She talked ____ the topic.
(彼女はそのトピックについて話した)

A)around B)about

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「about」も「around」も「周辺」のニュアンス

まず「about」「ab(傍に)+out(外)」で成り立っている言葉で、「(漠然と)その周りに」という意味になります。

「about」の例文

She’s daydreaming about the vacation.
(彼女は休みのことについて考えてボーッとしている)

外にありつつも、傍にある感じですね。「…について」の感覚。

一方、「around」も似ています。「around」も元々「a(状態)+round(丸い)」で成り立っており、「ぐるりと回る」感覚です。

「around」の感覚

The blue bird is walking around the box.
(その青い鳥は箱の周りをぐるりと歩いた)

このように、どちらも「周辺」のニュアンスを含んでいるので、よく同じ場面で使われたりします。例えば、「時間」がそうです。

「around」も「about」も同じニュアンス

It’s about 6 o’clock.
It’s around 6 o’clock.

これはどちらも同じ意味で、「6時周辺」を表します。

「about」と「around」が違うケース

しかしながら、もちろん言葉が変われば意味も変わります。違うケースが出てきます。

というのも「around」はぐるりと回るイメージから、「回避」のニュアンスが出ます

「回避」の「around」

I walked around the puddle.
(私は水たまりをぐるりと回った=避けた)

「ぐるりと回る=回避する、避ける」というニュアンスが、ここからお分かり頂けると思います。

一方「about」には、このニュアンスがありません。「回避」は、円を描く動きの「around」のみに備わったニュアンスです。

そのため、もしも「She talked around the topic.」であれば、そのトピックをぐるりと回った、つまり「避けた」のニュアンスになってしまいます。

そのため、クイズの答えはこうなります。

答え

B)about

She talked about the topic.
(彼女はそのトピックについて話した)

以上、「talk about the topic」と「talk around the topic」の違いについて、でした。

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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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