「until」?「by the time」?ー「…まで」の感覚
管理者
「until」は「…する時までずっと」の意味
答えは「By the time」になります。
「until(till)」も「by the time」も、訳せば「…までに」になるため、私たちにとって混同しがちです。
ただその違いを見てみると、まず「until(till)」は「…する時までずっと」のニュアンスで、主節はその時まで「ずっと続いていた」ことを表します。
「until」のイメージ例文
The bar stays open until midnight.
(そのバーは深夜12時まで開いている)
深夜12時までずーっと、の感覚ですね。
「until」の例文を見てみましょう。
- Wait until the paint has completely dried.
(塗料が完全に乾くまで待って下さい) - This coupon is valid until 31 January.
(このクーポンは1月31日まで有効です) - You’re never a loser until you quit trying.
(挑戦するのをやめるまでは、決して敗者ではない)
どれも主節が「ずっと続いていた」ことを表しています。
しかし、クイズの場合は「彼は8歳までには、ギリシャ語とラテン語が読めるようになっていた」とあり、表しているのはその時までに「完了していた」ということです。
このように「ある時までに何かを完了する」という場合は、「until(till)」ではなく、「by the time」を使って表現します。
「by the time」のイメージ例文
By the time he was eight, he could read Greek and Latin.
(彼は8歳までには、ギリシャ語とラテン語が読めるようになっていた)
同じく例文を見てみましょう。
- By the time I saw the job advertised it was already too late to apply.
(求人広告を見たときには、すでに応募するには遅すぎた) - Dawn was breaking by the time we arrived home.
(家に着く頃には夜が明けていた) - Dinner was stone-cold by the time I got home.
(私が帰宅する頃には、夕食はすっかり冷めていた)
どれも主節が「既に終わっていた」ということを表していますよね。
たまに「あれっ?どっちだっけ?」となることがあるので、場面と一緒におさえておきましょう。
以上、「until(till)」と「by the time」について、でした。
ABOUT ME