関係詞

「雪で覆われている山」を英語で表現すると?ー関係代名詞の基本

管理者
クイズ

Look at the mountain ____ top is covered with snow.
(雪で覆われている山を見て)

A)whose B)which

【無料体験アリ!】2月のお得なキャンペーン【広告】

先行詞による関係代名詞の使い分け

答えは「whose」になります。

答え

A)whose

Look at the mountain whose top is covered with snow.
(雪で覆われている山を見て)

今回は中学校の時に習った「関係代名詞」のおさらいをしましょう。

まず関係代名詞は「二文を一文にする」、という働きを持っています。

例えば、自分には友達がいて、その友達が東京に住んでいた場合、「I have a friend. He lives in Tokyo.」で表現できます。

しかし、これではまるで小学生の書いたような文章です。

これをギュッと一文にまとめるのが関係代名詞の役割で、このように使います。

関係代名詞「who」(主格)を使ったイメージ例文

I have a friend who lives in Tokyo.
(私は東京に住んでいる友達がいる)

要は「I have a friend. SHe lives in Tokyo.」の「a friend」と「she」が同一人物なため、二文目の「she」を「who」に変えれば、ギュッと一文にまとめられるわけです(ちなみにこの場合、「a friend」のことを「先行詞」と言います)

そして今の場合、先行詞が「人」なので、関係代名詞は「who」で表現します

少し例文を見てみましょう。

  • Do you know the people who live over there?
    (向こうに住んでいる人を知っている?)
  • Someone who handles stress well will be more suited for the job.
    (ストレスにうまく対処できる人の方が、この仕事には向いているだろう)

そして次に、先行詞が「モノ」だった場合、関係代名詞は「which」になります

関係代名詞「which」(主格)を使ったイメージ例文

We ate an apple which was delicious.
(私たちは美味しいリンゴを食べた)

こちらも例文です。

  • Houses which overlook the lake cost more.
    (湖を見下ろせる家は、もっと高い)
  • We visited a factory which made sweets.
    (私たちはお菓子を作っている工場を訪れた)

これら上の二つは関係代名詞が「主格」、つまり主語の扱いだった時です。

次に「所有格」だった場合は、先行詞が人であろうがモノであろうが、関係代名詞は「whose」で表現します

関係代名詞「whose」(所有格)を使ったイメージ例文

I have a friend whose father is a teacher.
(私は父親が先生の友達がいます)

もちろんこれは、「I have a friend.」Her father is a teacher.」の文章をギュッと一つにまとめたものです。

そしてこれはクイズのように、先行詞が「モノ」であっても「whose」を使います

例文です。

  • That’s the man whose house has burned down.
    (家が全焼した男だ)
  • It’s the house whose door is painted red.
    (それはドアが赤く塗られた家だ)

では最後に関係代名詞が「目的格」だった場合は、先行詞が「人」の場合は「whom」もしくは「who」、そして「モノ」だった場合は「which」を使います

関係代名詞「whom」(目的格)を使ったイメージ例文

The lady whom I met yesterday was Saori’s mother.
(昨日私が会った女性は沙織の母親だ)

これはThe lady was Saori’s mother.」「I met her yesterday.」を一文にギュッとまとめたものです。

例文です。

  • The person whom we spoke to was very helpful. 
    (私たちが話した人はとても親切だった)
  • The author whom you criticized in your review has written a reply.
    (あなたが書評で批判した著者が返事を書いた)

ちなみに「whom」の代わりに、「who」を使うこともありますし、省略することも可能です。

また、こちらは先行詞が「モノ」だった時です。

関係代名詞「which」(目的格)を使ったイメージ例文

This is the desk which I used when I was a child.
(これは私が子供だった時に使った机だ)

例文です。

  • This is the book which I read yesterday.
    (これは私が昨日読んだ本だ)
  • This is the house which he built for his family.
    (これは彼が家族のために建てた家です)

最後に「関係代名詞」を表にまとめると、こうなります。

主格所有格目的格
先行詞が「人」whowhosewhom(who)
先行詞が「モノ」whichwhosewhich

以上、「関係代名詞」の基本について、でした。

無料体験はこちらから!【広告】
ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
記事URLをコピーしました