こちらは前置詞「Over」のイメージです。
「over」は「越えるイメージ」です。覚えたら、フラッシュカードへどうぞ。
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Answer Key
「越える」イメージ
The horse jumped over the fence.
⤴️
馬とフェンスの動きの関係性は、下をくぐるのではなく、横でもなく、「上を越える、またぐ感じ」です。これが「over」の感覚です。
He jumped over the bar.
今度は「bar」を越えています。
They jumped over the puddle.
「puddle」は水たまりです。
She looked at me over her shoulder.
発想は同じです。視線が肩を越えて、こちらに届きました。
覆う、上にある
She’s leaning over the desk.
「lean」は傾く動詞です。この場合、「desk」との関係性が「over」です。この「覆う」感じを「over」で表現できます。
He’s leaning against the wall.
もちろんこの場合は「over」ではありません。「wall」に対して「→←」の関係なので、この場合、「against」を使います。
There’s a lamp over the table.
⤴️
この場合、動きはありません。しかし、この「上にある状態」も「over」で表現できます。
The painting is over my bed.
別に壁に掛かっていても構いません。
The bridge is over the river.
スケールを大きくしてみました。「bridge」と「river」の関係も、「over」で表現できます。
I’m roasting marshmallows over the fire.
マシュマロを炙り焼きするする時も、火との関係性を「over」で表現できます。
He’s putting on his jacket over his shirt.
シャツの上にジャケットを重ねています。こういう「重ね着」も「over」で表現できます。
They served a pork cutlet over rice.
「pork cutlet」でトンカツを表現できます。「cutlet」は薄切りの肉のこと。それをご飯の上に被せて出してくれました。これで「カツ丼」が表現できます。
She put her hands over her face.
手で顔を覆いました。手と顔の関係性が「over」です。
倒れる動き
The tree fell over in the storm.
⤴️
「fall」は下に落ちる、倒れる動きです。そして、木は「⤵︎」の動きで「fall」しました。それをこの場合、「fall over」と表現できます。
The baby rolled over a few times.
上の木と同じです。「⤵︎」の動きが「over」で、「roll」は転がる動詞です。「roll over」で、寝返りを打つ意味になります。
The kitten knocked over the pins.
ピンを倒しました。同じく「⤵︎」の動きです。
向こう側に渡る
They’re walking slowly over the bridge.
橋を渡る時も「over」が使えます。
▶️ただこの場合、「over」の代わりに「横切る」意味の「across」もよく使います。
The girl is climbing over the fence.
女の子がフェンスを越えようとしています。「climb」は登る動詞です。
My town is just over the mountain.
この場合、自分の町は「この山の向こう側にあるよ」と伝えています。視点を飛び越えさせる感じです。
Look over there!
よくフレーズですね。「over there」で「向こうに」の意味。視線を向こうに移してね、の感覚です。
We’re over here!
これは離れているところから、「自分たちはここにいるよ」と伝えるフレーズです。
数値を越える
She’s been waiting for over 30 minutes.
「over」は数字を越える時にも使います。今、彼女が待っている時間は30分を越えているようです。
The temperature is over 20 degrees Celsius.
気温が20度を上回りました。
This banquet hall holds over 400 people.
この宴会場は400人よりも、沢山収容できるようです。
他のものよりも好んで、優れて
この場合、「メニューの中にある全ての中で、ステーキを選ぼう」と表現しています。こうして「over」には、「他のものよりも好む、優れて」という意味があります。
〜をおさえる、支配を及ぼす、広がる
She has control over the class.
「over」は覆うニュアンスから、支配を及ぼす時にも使います。この場合、先生はクラスをコントロールしていることを表現しています。
その期間を通して
I’ll think about it over the weekend.
「over」は越えるニュアンスから、「その期間を通して」の意味になります。今、「それについて週末考えさせて」と言っています。
何かを使って
We talked over the phone a few days ago.
越える感じから、「over」で「手段」を表すことができます。今の場合、電話を使って、のニュアンスです。この場合、「on」もよく使います。
I heard the news over the radio.
ラジオでそのニュースを聞いたようです。ただこの場合、「over」よりも「on」をよく使います。
原因、テーマ
They’re fighting over the toy.
よくある構図ですが、今おもちゃを巡ってケンカをしています。一つのものを両者でまたいでいる感覚が「over」で表現できます。「over」で原因を表現することがあります。
Don’t cry over spilt milk.
よくあるイディオムです。こぼれたミルクはもう戻らないので、泣いても仕方がない。つまり、「覆水盆に返らず」のニュアンスです。泣く原因を「over」で表現しています。
They’re having a disagreement over who should make dinner.
「disagreement」は不和の意味です。今、誰が夕食を作るかで揉めています。
They had a debate over gender equality.
ディベートが行われたようです。議題は「男女の平等」について。
〜をしながら
We talked about the contract over lunch.
「over」は越えるイメージから、「…をしながら」のニュアンスを出すことができます。今、ランチを取りながら、契約に関する話をしています。
We talked over a cup of coffee.
同じです。コーヒーの飲みながら、の感覚です。
終わる、終了する
I think we’re over the worst of the pandemic.
向こう側に渡る、ということは「over」は「終了」の意味も持ちます。今、伝染病の最悪の事態を越えた、と考えているようです。
We’re over.
これで、仲が終了したことを伝えています。この場合、他にも「It’s over between us.」や「We’re done.」などとも言います。
You should get over him.
乗り越えろよ、彼のことは忘れようよ、と声を掛けています。
〜の音を抑えて
I can’t hear you over the noise.
「over」は越えることから、何かの音を上回って、の意味もあります。今の場合、騒音を越えられなかったようです。
We had to shout over the loud construction noise.
「construction site」は工事現場のことです。その騒音を上回って、大声を出さないといけなかったようです。
フラッシュカードで口頭練習
絵を見て、英語が出てくる状態になったら、フラッシュカードへどうぞ。
- 絵と一緒に、発音を聞いて、何度も声に出して覚える。
- ある程度言えるようになったら、フラッシュカードにチャレンジ。