「as long as」と「as far as」の違い
「as long as」の基本は「時間」
「as long as」と「as far as」はどちらも「…する限りは」と訳すことができ、私たちにとっては使い分けが難しいです。
まず、「as long as」ですが、基本的には「時間の長さ」を表します。
I’ll stay in Mexico as long as my money holds on.
(私のお金が続く限り、私はメキシコに滞在します)
「お金が持ち堪える時間と同じくらい長く=持ち堪える限り」の感覚ですね。
ここから、「条件」のニュアンスでも使われるようになりました。
As long as staff are smart, it does not matter how long their hair is.
(賢明でいる限り、スタッフの髪型がどれだけ長くても関係ない)
「賢明であるという条件を満たし続けている間は=賢明でいる限り」の感覚です。
他の例文を紹介します。
- You may stay here as long as you like.
(好きなだけここにいてもいいよ) - You may borrow this book as long as you promise to give it back.
(返すと約束してくれる限り、この本を借りてもいい)
「as far as」の基本は「空間」
一方、「as far as」ですが、基本的には「空間の長さ」を表します。
As far as I know, he is an honest man.
(私が知っている限り、彼は正直な男性だ)
どこまで知っているかを「距離」で捉え、「私の知っている距離の最大限は=知っている限りは」と考えます。
As far as I’m concerned, feng shui is a load of rubbish.
(私に関して言えば、風水は全くの戯言だ)
「concern」は「…に関わる、重要である」意味ですが、その関わり具合をまた「距離」で捉え、「私の関わっている距離の最大限は=私に関する限りは、私に言わせれば、私の考えとしては」と考えます。
- As far as I can remember, it begins with M.
(私が覚えている限りは、それは”M”で始まる) - As far as I can judge, this book is useful.
(私がジャッジする限り、この本はとても役に立つ) - As far as looking goes, that one is the best.
(見た目に関して言うと、それが一番だ)
このように「as far as」は知識や関係、範囲について用います。
まとめると、こうなります。
最後にクイズの答えですが、こうなります。
「生きている間は」は「long」の感覚ですね。
以上、「as long as」と「as far as」の違いについて、でした。