「芝生に入るな」は「Keep out of」?「Keep off」?
管理者
「Keep off」は「接触するな」
答えは「off」になります。
一旦日本語で考えると、「芝生に入るな」になるので、どうしても「in/out」になりがちです。
しかし、本当に芝生の中(in)には入れるのでしょうか?
答えは「No」です。というのも、芝生は「平面」に生えそろっているものです。つまり、「二次元」の感覚です。中には入れません。
そのため、芝生は「on / off」で考えます。
では、全ての看板が「Keep off」になるかというと、そういうわけではありません。こういうケースもあります。
「Keep out」のパターン
“Private property Keep out“
(私有地のため、立ち入り禁止)
これは芝生と違って、空間(三次元)で捉えています。つまり、「中、外(in/out)」のニュアンスです。上に乗ってはいけない(off)ではありません。
英語はこのように、二次元(面)で捉えるのか(on/off)、三次元(空間)で捉えるのか(in/out)がハッキリしているので、その都度、日本語ではなく、イメージと感覚を擦り合わせる必要があります。
最後に、「ペンキ塗りたてのベンチ」の場合はもちろん、こうなります。
「Keep off」のパターン
“Wet Paint Keep off“
(ペンキ塗りたてのため、触れないで下さい)
ペンキは面に付着しているので、それに触れるな(off)というニュアンスですね(「out」だと、ベンチの中に入れるものになってしまいます)
以上、「Keep out」と「Keep off」について、でした。
ABOUT ME