代名詞

「everyone」は「his」で受ける?「their?」で受ける?

管理者

【無料体験アリ!】オンライン英会話はここから【広告】

クイズ

Everyone has ____ own ideas about the best way to bring up children.
(子供のベストな育て方については、皆それぞれの考えがある)

A)his B)their

【無料体験アリ!】お得なキャンペーン【広告】

「everyone」は「単数形」扱い

まず気をつけないといけないのは、「everyone(みんな)」は複数形のように見えますが、「単数形」扱いになる、ということです。

これは「捉え方」の問題です。

まず、似た意味の「all(全て)」を見てみましょう。

「all」の例文

All students are required to take this examination.
(全生徒はこの試験を受けなくてはならない)

上のイメージのように、「all」の焦点は「全部ひっくるめた」ものです。「個々の生徒」に意識は及んでいません。

そのため、「all」はボヤッとしている感覚になります。

一方、「every」の焦点は「個々」にあります。

「every」の例文

Every student is capable of passing the exam.
(全ての生徒は一人一人、試験を合格する能力がある)

今の場合、「一人一人ができる」ということを強調したいわけです。

そのため、一つ一つの輪郭がハッキリしており、「every」単数形の感覚に繋がります。

重要

「evry」に続く名詞は必ず「単数形」になる

そして「everyone」は「every+one(人)」なので、こちらも同じく「単数形の感覚」です。

そのため、現在形の文で、主語として使う場合は、必ず「三単現のS」がつきます。

「everyone」の例文

Everyone likes her.
(みんな彼女が好きだ)

「Everyone like her.」としないよう、注意です。

しかし、ここで問題になってくるのが「代名詞」です。

Everyone has ____ own ideas about the best way to bring up children.

もしも「everyone」が単数形であるなら、空欄に入るのは「his/her」の2パターンになるはずなのですが、どちらを入れればいいのでしょうか?

「everyone」は「their」で受けるのが主流になってきた

皆さんの中には、もしかすると学生時代に「his」で表す、と習った方もいらっしゃるかもしれません。昔はそう教わっていたのです。

注意

そもそも、昔は男性が優位だったので、「his」が一般的でした。

しかし最近では、「それは女性差別だ」という意見が強くなり、「his or her」で表すようになったのです。

ただ、それではやはり文章が長くなります

そこで、編み出されたテクニックが「their」です。これならば、男性も女性も関係がないじゃないか、となったわけです。

そのため、答えはこうなります。

クイズ

B)their

Everyone has their own ideas about the best way to bring up children.
(子供のベストな育て方については、皆それぞれの考えがある)

時代の流れとは言え、単数形扱いなのに、複数形の代名詞を使うのは、やはり少し違和感がありますよね。

例文を少し紹介しておきます。

  • Everyone brought their partner to the party.
    (全員、パーティにそれぞれのパートナーを連れてきた)
  • Everyone has their own opinion.
    (誰でもみんな、自分の意見を持っている)

以上、「everyone」の使い方について、でした。

無料体験はこちらから!【広告】
ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
記事URLをコピーしました