英語という「教科」から、英語という「言葉」へ

「もしなる」読者さんへ

改めて、なぜ「イメージ」なのか

さて、「もしなる」が出版されてから、約2年が経ちました。

発売されてすぐに読まれた方もいらっしゃれば、最近読まれた方も多いと思います。

それからの勉強はいかがでしょうか。

本来私は、「もしなる」のプロモーションのためにSNSを始めました。当時、自分ができるとすれば、「英語の学び方を変えるキッカケを与えるくらい」だと思っていました。

しかし、読者さんが増えるに従い、「どうすれば読者さんが、英語を段々と話せるようになっていくか」も考えるようになっていきました。つまり、「教材作り」です。

学び方だけではなく、子供から大人まで、誰もが英語感覚を身につけ、段々と話せるようになっていく、日本一実用的なSNSアカウントが作れないだろうか。

そして、ほぼ毎日配信ができ、沢山の写真素材などを使えるのが、紙の参考書にはできない、SNSの魅力です。

イメージと一緒に学ぶのは、とても効率がいいのです。

それは日本語を抜いて、英語の本質を抑えることができ、かつ頭にも残りやすい。また、口頭練習もしやすいからです。

そもそもですが、私たちは日本語を「イメージで学んできた」から誰もが話せるようになったのです。

というのも、「犬」という言葉を覚えた時、目の前に犬がいたでしょう。「吠える」を覚えた時、その犬はうるさかったでしょう。

私がイメージで表現しているのは、ただの日常の「代用品」です。

しかし、こうしてTwitterInstagramなどで数年に渡り、発信を続けてきましたが、やはりどこかで限界を感じてしまい、諦めてしまった方も多いと思います。

イメージで英語を学び直し、感覚をつけていこう

言葉とは「体系化」されないと、なかなか一本の芯ができません。

She’s walking her bike.

例えばこれを、シーンと一緒に覚えます。これで「walk」の使い方のインプットが行われました。

しかし、問題はそのあとです。

それから自転車に乗ったら、動詞は何を使うでしょうか。友達とばったり会って、後ろに乗せて坂を下ったら、どう表現しますか。そして、バランスを失って転んだら。怪我をしたらどうでしょう。車にぶつかったら。救急車を呼んだら。そもそも救急車は英語で何と呼ぶのでしょう。軽症や重傷を英語で表現したら。そして、病院に運ばれたら。入院したら。恋人や友達がお見舞いに来てくれたら。そして、その時、英語でどう言えば、感謝の気持ちが相手に伝わるのでしょう。

そこには英語独特の考え方や表現、単語があり、ネイティブがどう表現しているかを知り、覚えて、口にし、自分の言葉にしていくのが「話せる」に繋がっていきます。

この時点で、「膨大なシーンを見て学ばないといけない」、そして「今まで何も英語を学んできていなかったのではないか」とお気づきになると思います。

恐らく日本で学ばれた方は、上のシーンに英語が浮かんでこないはずです。なぜなら、シーンに合わせて英語を覚えてこなかったのですから。

やってきたのは、英語の文字を訳すだけの勉強です。

「言葉を話す」とは、ただ単にフレーズ集を覚えることではありません。

上のような膨大なシーンを、主語・動詞などを使って、相手に正確に伝えられる「説明能力」こそが、言葉の本質です。

そして、それを本来、中高でやってきたはずだったのに、何もやれていなかったのです。それが、大人になってから、「聞けない・話せない」に直結してしまっています。

ちなみに私たちは、日常生活で膨大なシーンを、日本語と一緒に覚えてきました。

そのため、どんな状況であっても、日本語を使って自由に相手に説明することができるはずです。基本的なパターンはもう口にできるのです。

それが証拠に、例えば「自転車を押している」は自然な日本語ですが、「自転車を歩かせている」「自転車に押している」は変だと思うはずです。イメージが作れないでしょう。

それは日本語を学びたての、外国人の方の日本語です。まだ「感覚」がない。

私たちは、動詞の使い方や「てにをは」の基本パターンなど、日本語の「感覚」が正しく身についています。だから、6歳児でも自然な日本語が話せます。

英語だって原理は同じです。膨大なシーンには基本的な「パターン」があります。彼らだって、楽をしたいわけですから。

基本的な表現に、意味を沢山詰め込んでいく。パターン化させるはず。それが「文法」です。

この場合は「have」を使って表現できるな、この状況は「for」ではなくて「to」だろうな。

そのうち、パターンが身についてくるはずです。つまり、英語の「感覚」がついてきます。

ここに持っていくための「イメージで学ぶ」です。中学英語で習う、基本的な英単語や英文法を使い回し、日常の場面をシンプルに表現する。

そして、感覚を忘れた頃に何度もリマインドをかけ、口に出すことを繰り返していけば、ある程度のことは英語で表現できるようになっているはずです。大事なのは、「復習」です。

日本語は生活しているだけで、毎日復習をし続けることが無意識にでき、こうして誰もが話せるようになりました。今、これを読んでいるだけでも、皆さんは日本語を「復習」しているのです。

そのため、まずはやはり、時間を掛けていくことは「英語を話せる」ようになる必要条件になってきます。確実に「年単位」のものになります。それだけは、覚悟をして下さい。

英語で「基本的なこと」を表現できるようにしていこう

そして、やはりSNSだけで「話せる」ようになるのは難しいです。この2年、ずっとイメージと一緒に英語表現を呟き、何とかシーンを繋げようとしてきましたが、「不可能」だと悟りました。

そう、語学とはそんな、SNSだけで底力がつくような、軽いものではなかった。

やはり、もっと沢山の素材や練習が必要です。今まで必死にTwitterを更新していたのを止めたのは、そのせいです。

あくまできっかけ作りで、良ければ私が紹介した教材などを使い、自分の勉強に時間を使っていって頂くことが、一番自分のためになります。

学び方が「話せる」に繋がっていれば、あとは時間をかけた分、上手くなっていくはずです。

学習のイメージが掴めなければ、何度でもお話をしましょう。もしかして、道が見えるかもしれません。

ただ、今までに私が呟いてきたツイートなどで学ばれたいという方は、「Twitterの復習アカウント」を使われてみて下さい(現在、休止中です。申し訳ございません)。

そして、「Instagramの別アカウント」では、本アカウントの補足説明やフラッシュカードのAnswer Keyも載せています。登録されたい方は、「もしなる」の本を投稿に上げてください。それを確認したら、承認ボタンを押しします。

そして、文法や学び方に関しては「note」や、このサイトでも書いていきたいと思っています。

また、HP上にフラッシュカード機能も搭載しました。「もしなる」を読まれ、何がいけなかったに気づき、この機能を使って、アウトプットの場に当てて下さい。これが「もしなる」の中で言っていた、「英語の素振り」です。

そしてとりあえず、諦めず、たとえ私から離れても、Take it easy.で、長く英語の練習を続けて下さい。

最後になりますが、今までツイートやレビューなどで応援して頂いた方、本当にありがとうございました。

一人では、ここまで続けられていません。本当に助かっています。

そしていつかどこかで「英語を自由に話している読者さん」を見ることができたら嬉しいな、と思っています。

今後とも、よろしくお願いします。

日本人が学んできた英語は「言葉」だったのか?


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