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【英語】冠詞「The」の使い方(Answer Key)

管理者

こちらは、冠詞「The」のAnswer Keyです。

インプットできたら、フラッシュカードへどうぞ。

Contents
  1. Answer Key
    1. 特定されたもの、共通のイメージがあるもの
    2. 唯一のもの
    3. 特定の期間
    4. 特定イベントの名称
    5. 特定地域、特定グループの名称
    6. 人名
    7. 序数
    8. 特定の種類
    9. 楽器
    10. 特定のグループ
    11. 一番の
    12. 単位
    13. 特定の分野
    14. 特定の活動
    15. 体の部位
  2. フラッシュカードで口頭練習
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Answer Key

特定されたもの、共通のイメージがあるもの

I bought a car yesterday. This is the car.


車を昨日買いました。これがその車だよ。
✅一度目に出たものは、新しい情報なので「a」が付いていますが、次の文は「それ」と特定しています。このように、前に出てきた対象について、再度述べるときは「the」を付けます。
⚠️元々、「the」は「that」と語源を同じにします(古英語の「se」)。「あれ」というニュアンスです。

      🔈

Could you tell me the way to the station?


✅この場合、初めて出てきた単語でも、二人の間で「最寄り駅」がイメージされているので、「the」を付けて表現します。

      🔈

Keep the cat off the chair.


▶︎「その猫」「その椅子」と、特定しています。

      🔈

What is the problem with your dog?


何の問題があったんですか?
▶︎その中身は分かっていませんが、今二人の間に「共通している問題」について話しているので、「the」が付いています。
▶︎もしも問題が何もない状態で尋ねる場合は、「Is there a problem with your dog?」と「a」を付けます。

      🔈

We talked on the phone for an hour.


▶︎「phone」は、全員「共通のイメージ」を持っていますので、「the phone」で表現します。

      🔈

I surf the internet in my free time.


▶︎インターネットも、「一つだけ」という共通認識が働いています。

      🔈

I’ll turn on the TV.


▶︎テレビも、同じ感覚です。

      🔈

It’s cold. Could you shut the window?


窓を閉めてくれませんか?
✅今、話者と相手に「その窓」を閉めて、と共通したものについて語っているので、「the」をつけます。「a」にすると、複数ある中のどれでもいい一つになり、文法的には可能ですが、寒さは緩和されません。この場合、窓は一つと考え、そこを閉めてほしい、とお願いしているのが妥当です。

      🔈

唯一のもの

The sky is blue today.


▶︎「sky」は「唯一のもの」ですので、「the」を付けて表現します。

      🔈

The sun is shining above the horizon.


水平線の上で、太陽が輝いています。
▶︎同じように「sun」「moon」「world」「sky」「equator(赤道)」「horizon(地平線、水平線)」なども、唯一のものなので、「the」をつけます。

      🔈

A strong wind is blowing from the east.


▶︎「east/west/north/south」などの方角も、「一つに定められたもの」なので、「the」をつけて表現します。
(「left/right」なども、同じです)

      🔈

The weather is getting better.


天候が良くなってきた。

      🔈

I got the flu last week.


先週、インフルエンザ(the flu)にかかりました。
▶︎インフルエンザのように、流行する病気などにも「the」が付きます。

      🔈

He reads the Bible every night.


▶︎「Bible(聖書)」も唯一のものなので、「the」を付けます。

      🔈

I took the last piece of pizza.


▶︎「last(最後の)」や「only(唯一の)」や「best(最高の)」と、一つに決まっているものにも、「the」をつけます。

      🔈

The snow began to melt with the arrival of spring.


▶︎「春の訪れ」も、「一つ」と決まっています。

      🔈

特定の期間

She’s eating breakfast in the morning.



▶︎一日を「morning/ afternoon/ evening」などと区切っています。こうして、「区切られた期間」も特定されているので、「the」の対象になります。

      🔈

This is the best movie of the year.


これが今年の、ベストムービーだ。
▶︎特に指定がなければ、共通して描いているのは「今年」になります。

      🔈

I went swimming every day during the summer.


この夏、毎日泳ぎに行きました。

      🔈

This fashion was popular during the 1990s.


このファッションは、1990年代、とても流行りました。
▶︎「the」は、「グループ化する性質」があります。「the 1990s」で、「1990年代」のニュアンスになります。
▶︎「the ’90s」とも、表記できます。

      🔈

特定イベントの名称

The American Civil War began in 1861 and ended in 1865.


南北戦争は1861年に始まり、1865年に終わりました。
▶︎歴史的なイベントに関しても、よく「the」をつけます。

      🔈

特定地域、特定グループの名称

The Mississippi River is the largest river in the United States.


▶︎「Tokyo」などの地域名は、一般的に固有名詞として扱われますが、「川」や「山脈」、「砂漠」、「連邦国家」、「運河」、「群島」などのように、「漠然と長く横たわるもの」は、「the」をつけて表現します。
▶︎これらには、「広範囲に広がっている」という共通点があります。多くの人に共通しているもので、「あの●●のことね」というイメージが、つきやすいようです。
(一方、「山」や「湖」などは一箇所にまとまっており、基本的に「the」がつきません)

      🔈

The Alps are beautiful.


▶︎アルプス山脈も広範囲に、広がっています。

Many sea creatures live in the Pacific Ocean.


▶︎「太平洋/ the Pacific Ocean」「大西洋/ the Atlantic Ocean」です。

      🔈

You can ride camels through the Sahara dessert.


▶︎「サハラ砂漠/ the Sahara Desert」「ゴビ砂漠/ the Gobi Desert」です。

      🔈

He’s the president of the United States of America.


彼はアメリカ大統領です。
▶︎「the」には、グループを束ねるニュアンスがあります。「the」を付けて、沢山の州をまとめているイメージです。

      🔈

He’s a fan of the New York Yankees.


ニューヨークヤンキースのファンです。
▶︎複数いるメンバーをグループ化する意味で、チーム名にもよく「the」が付けられます。

      🔈

人名

Jack the Ripper was a murderer in England in the 1800s.


Jack the Ripper(切り裂きジャック)は、1800年代のイギリスにいた殺人者だ。
▶︎その時代に有名だった人物を、「名前+the+特徴」と表すことで、その人を際立たせることがあります。

      🔈

Alexander the Great was very famous.


アレキサンダー大王は、とても有名でした。

      🔈

序数

Today is Friday the 13th.


▶︎序数(first, second,third…)がつくものは、存在が一つしかないので、全て「the」が付きます。

      🔈

This was the first time he wore a suit.


      🔈

特定の種類

The cobra is a poisonous snake.


▶︎ヘビの中でも「コブラはね」、と種類を特定しています。こうして、辞典やドキュメンタリーなどでは、他との種との区別のために、「the」を付けることがよくあります。

      🔈

楽器

She plays the piano every day.


▶︎「ピアノを演奏する」と聞き、思い描くのは、特定のイメージです。そのため、楽器の前は「the」を付けます。
▶︎ただ、「楽器を買った」など、「一つの物」として考える場合、「I bought a piano.」などと、「a」を使います。

      🔈

特定のグループ

The rich enjoy traveling around the world.


お金持ちは、世界中を旅行します。
▶︎「the」には、グループ化する性質があるため、「the+形容詞」で、「○○な人々」の意味になります。
▶︎この場合、「複数形扱い」です。
(「the rich (people)」と、考えます)

      🔈

They’re feeding the poor.


▶︎「the poor」で、「貧困層」になります。

      🔈

The Japanese often eat sushi.


▶︎「日本人」というグループなので、「the Japanese」で表現します。ただの「Japanese」では、「日本語」の意味になります。
Ex) The Japanese speak Japanese.(日本人は日本語を話します)
※ただ、口語ではよく「the」は抜いて表現されることことが多いです。
▶︎この場合、「Japanese people」とも表現できます。

      🔈

They’re the Coopers.


▶︎「the」はグループ化するニュアンスがあるため、「the+苗字+s」で、「〜家の人々」のニュアンスになります。

      🔈

We’re the Itos.


      🔈

一番の

He’s the man for me.


彼が、私にとって理想の人よ。
▶︎「特定」するニュアンスから、「正にその、一番の」の意味になります。

      🔈

単位

The apples are sold by the pound.


そのリンゴは、ポンド単位で売られています。
▶︎全員、同じイメージを描いているので、「単位を表す単語」の前にも、「the」を使います。

      🔈

I get paid by the hour.


時給制です。

      🔈

特定の分野

I work in the publishing industry.


出版業で働いている。
▶︎「特定の分野」も、「the」を付けて表現します。

      🔈

特定の活動

The tiger is on the prowl.


虎がうろついている。
▶︎「prowl」は、「うろつく行為」です。こうした、「特定の行動」も「the」をつけて表現するものが多々あります。

      🔈

She’s doing the backstroke.


▶︎「背泳ぎ」は、「backstroke」です。

      🔈

体の部位

I punched him in the face.


▶︎既に目的語が置かれており、「誰の部位」かは分かりきったことなので、「the」を付けて表現します。特定されている。

      🔈

My dog got the thief by the sleeve.


      🔈

フラッシュカードで口頭練習

絵を見て、英語が出てくる状態になったら、フラッシュカードへどうぞ。

  1. 絵と一緒に、発音を聞いて、何度も声に出して覚える
  2. ある程度言えるようになったら、フラッシュカードにチャレンジ。
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ABOUT ME
金沢優
金沢優
英語講師、小説家
石川県出身。上智大学法学部国際関係法学科を卒業後、マスコミ業界へ。

その後、学習塾、英会話スクール教室長、大手英会話スクールの本部勤務を経験。その中で、日本の英語教育の「大きな問題点」に気付く。

2017年、脚本賞を受賞した「もしも高校四年生があったら、英語を話せるようになるか」を幻冬舎より出版(重版4回達成)「英語に失敗した大人世代」から大きな共感を得る。

現在は一般企業にて英語を使って働きながら、主にInstagramを通し、学び方についても発信中。その他にも講演会の実施やテレビ出演など。
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