英語を日本語の音に切り替えず、そのまま理解する
時制

現在進行形

「動詞動詞」と「状態動詞」

さて、前回「一般動詞」には2種類ある、とお伝えしました。動作を表す「動作動詞」と状態を表す「状態動詞」です。

She’s eating rice.

この場合、ご飯を食べていますので、「She’s eating rice.」で表現できます。今、行っている動作が「eat」

そして、同時に彼女は黒髪です。そのため、「She has black hair.」とも表現できます。

しかし、これは「She’s having black hair.」とは言えません。動詞の性質が違うからです。状態を表す動詞は、「〜している」の現在進行形を取れないのです。

もう一つ、違う例を挙げると、「belong」です。

The dog belongs to her.


⤴️
「belong」は所属を表す動詞です。つまりこの場合、その犬は彼女のものだ、という意味になります。

飼い主が彼女である事実は、今後も変わりません。この、「ぼんやりとした揺るぎない事実が現在形」のニュアンスです。そのため、「belong」は現在進行形と相性が良くない動詞です。

では、「eat」を現在形で使うと、どうなるのでしょうか。

She eats rice.

それは、こういう状態になります。

「現在進行形」は「今、行われている」ニュアンス

「eat」は食べる動詞です。そのため、現在形で使う場合は、「いつも食べているよ」という習慣を表します。

つまり、現在形で「eat」を使う場合、今、食べていなくても構いません。そして、現在進行形で使った場合、いつも食べている必要もありません。

もう一度、ニュアンスを確認しましょう。

She’s eating rice.


今、食べている状態。そのため、いつも食べているかどうかは分からない。

She eats rice.


いつもお米を食べています。別に今、食べていなくても構わない。

言葉とは「状況を伝えるもの」です。そのため、いつの話をしているのかが、とても重要になってきます。

時の感覚があるかどうかで、間違って理解したり、逆に間違って伝わったりしますので、しっかりと時制をおさえましょう。

以下、「Essential Grammar in Use」のP16に沿って、場面を紹介します。

He’s eating.
He isn’t reading.


⤴️
今、スープを「eat」している最中です。もちろん、「read」はしていません。

It’s raining.
The sun isn’t shining.


⤴️
今、ちょうど降っている状態です。もちろん、太陽は照っていません。

They’re running.
They aren’t walking.


⤴️
今、走っている状態です。もちろん、歩いていません。

こうして、「今まさに〜しているよ」という、忙しない状態を表すのが、現在進行形の役割になります。

そして、作り方はこうなります。

人称 be動詞 動詞の形
I am (not) -ing
he
she
it
is (not)
we
you
they
are (not)

引き続き、P16のパートAの例文を見てみましょう。

I’m working. I’m not watching TV.


⤴️
今、働いている真っ最中です。

He’s reading a newspaper.


⤴️
読んでいる真っ最中です。

She isn’t eating.


⤴️
「eat」はしていませんが、「drink」しています。

The bus is coming.


今、まさに来ている状態です。「come」はこちらに来る動詞です。

We’re having dinner.


「have」を現在進行形にすると、活動を表します。今、夕食を取っている状態。もちろん、「eat」を使ってもいいですが、ネイティブの感覚によると、「eat」よりも「have」の方が、楽しんでいる感覚が出るようです。

You’re not listening to me.


⤴️
「listen」は聞く動詞です。自分の言うことを聞け、という状態です。

The children are doing their homework.


⤴️
「do one’s homework」で、宿題をする意味です。必ず、「homework」の前には所有格(my, your,his,her,their)が入ります。

おさらい

時間軸を使って、もう一度おさらいしましょう。

三番目の「They’re playing soccer.」は今、プレー中です。ただ、もしかしてこれが最初で最後かもしれません。これはただ、「今している」という事実を伝えています。

もちろん、「They play soccer.」であれば、いつもしている感じです。そのため、頻度を表す場合は、現在形で表現します。

He plays soccer every day.


⤴️
毎日することは、彼の習慣です。ここを「He’s playing soccer every day.」とすると、時制が揃っていないことになります。

感覚が掴めてきたでしょうか。最後に、残りのパートBの例文を、イメージと一緒に見てみましょう。

Please be quiet.I’m working.

Look, there’s Sarah. She’s wearing a brown coat.

The weather is nice. It’s not raining.


⤴️

Where are the children?
They’re playing in the park.

We’re having dinner now.Can I call you later?

You can turn off the television.I’m not watching it.


⤴️

訳す必要はないと思います。時制とイメージを、ピッタリと一致させて下さい。

次回は「現在進行形の疑問文」を紹介します。

日本人が学んできた「英語」とは何だったのか?


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