英語を日本語に切り替えず、そのまま理解する
時制

【Unit 5】一般動詞の現在形(三単現のS)

続いて、「三単現のS」の説明です。

「三単現のS」とは何か

さて、こちらをご覧ください。今、この子たちはアイスクリームを食べています。

そのため、これを説明するならば、「They’re eating ice cream.」になります。今、食べている最中。つまり、「現在進行形」です。

しかし、それと同時に、「They like ice cream.」でもあります。つまり、アイスが好きな状態です。

もちろん、アイスが好きな状態は、不変のものです。「今、アイスが好きで、明日は嫌いで、明後日は好きで、、、」ということはありません。

そのため、「They’re liking ice cream.」はおかしな文章になります。恐らく今まで、「I’m liking….」という文章を、見たことがないはずです。

では、このパターンはどうでしょうか。

もちろんですが、上と同じように、「She’s eating ice cream.」で表現できます。

しかし、ここを「like」で表現しようとすると、「She likes ice cream.」となります。

そう、これが俗に言う、「三単現(三人称、単数形、現在形)のS」です。

整理します。

They like ice cream.

She likes ice cream.

「何が違うの?」と思われるかもしれませんが、主語の数が減っているのです。複数(2人)から、単数(1人)になっています。

これが英語の「厄介なところ」です。

英語は「主語の数」によって、「動詞の形」が変わってくる言語である。

日本語なら、「あの子たち、アイスが好きなんだ」も「あの子、アイスが好きなんだ」も変わりません。

しかし、英語は「あの子、アイスが好きなんだと、主語が変わると、「変なもの」がついてくる感じです。

この文法をマスターしている方には、別に難しくないでしょうが、意外にここで頭が混乱されている方も多いです。

日本語で「英語の世界」を捉えないでください。

ここを何となく流してしまうと、今後の疑問文や否定文で使う「does」がハマらなくなってしまいますので、しっかりここをおさえましょう。

「三単現のS」の付け方

繰り返しになりますが、英語の文章は「be動詞の文」と「一般動詞の文」の大きく2パターンに分かれます。

ちなみに、この「三単現のS」は一般動詞の文だけの話です。「be動詞の文」には全く関係がありません。

主語「3人称」であり、かつ「単数形」で、そして「現在形」を使ったときに、一般動詞にSをつける。

そのため、表にすると、こうなります。

I/we/you/they read like work live watch do have
he/she/it reads likes works lives watches does has

基本的には後ろに「S」をちょこんと付ければいいのですが、動詞によっては、「es」が付いたり、丸ごと変わる「has」のようなものがあります。

基本的に、こういう法則になっています。

-s,-sh,-chで終わるもの 後ろに「-es」をつける pass→passes
finish→finishes
watch→watches
-yで終わるもの -iesをつける study→studies
try→tries
動詞の終わりが、
「子音字+o」のもの
-esをつける do→does
go→goes

ここに関しては、何度も音読をして、書いてみたほうがいいと思います。

「話す」がゴールなら「主語と一緒に文章を音読する」のは絶対に必要ですし、筆記試験を受けるなら、「書く」は絶対です。

それでは次に、「Essential Grammar in Use」のP20の例文と一緒におさらいをしましょう。

I work in a shop.
My brother works in a bank.


話者自身はどこかのお店で働いていますが、その兄弟は銀行員のようです。主語が三人称単数系(he)で、かついつも銀行で働いているので(現在形)なので、動詞に「S」が付いています。

Lucy lives in London.
Her parents live in Scotland.


ルーシーはロンドンに住んでおり、その両親はスコットランドのようです。どちらも三人称ですが、ルーシーは一人なので「lives」となり、その両親は「live」になります。

It rains a lot in winter.


⤴️
天気の場合、主語を「it」で始めます。そのため、三単現の「S」が付きます。また、この場合、言いたいことは「冬にはよく雨が降る」という事実です。そのため、現在形で表を使っています。もちろん、今降っている必要はありません。晴れていても大丈夫です。

現在形の例文

それでは次に、「Essential Grammar in Use」のP20のBパートの例文を見て、もう少し感覚をつけましょう。

I like big cities.


⤴️
大都市が好きなようです。そして、この気持ちはコロコロ変わりません。こういう状態を表すのは現在形で表現します。

Your English is very good.You speak very well.


この場合、彼女は今話していますが、彼女の話せる能力を指しています。現在進行形にすると、「今だけ」の限定感が出てしまうことになります。

Ellen works very hard.
She starts at 7:30 and finishes at 8 o’clock in the evening.


⤴️
全て現在形が使われています。そのため、彼女はいつもハードワークをしている感じです。

The earth goes around the sun.


⤴️
地球はいつも太陽の周りを動いています。こういう「変わることのない真理」も、現在形を使って表現します。

We do a lot of different things in our free time.


⤴️
余暇はいつも、沢山のことをしているようです。現在形を使って、習慣を表現しています。

It costs a lot of money to build a hospital.


病院を建てるのは、まとまったお金が必要です。もちろんこれも、「変わらない事実」のため、現在形で表現します。

現在形で「頻度」を表す

続いては「頻度」を表す副詞です。よくある「always/never/often/usually/sometimes」などです。

さて、ちなみに皆さんは朝食は食べるタイプでしょうか。

基本、実家暮らしの場合は「always」なのですが、これが一人暮らしを始めると、段々頻度が落ちていき、「sometimes」や「never」などになっていきがちです。

そして、それらは「習慣」です。

いつも食べている人は、明日も食べます。この時制感覚はもちろん、「現在形」です。

こうして、上の「頻度を表す副詞」は、現在形との相性がいいのです。例外もありますが、大抵がセットになっています。

それでは最後に、P20のCの例文を一緒に見てみましょう。

Sue always gets to work early.


⤴️
Sueはいつも、仕事を早く始めるようです。つまり、朝方人間ですね。

I never eat breakfast.


⤴️
どうやら私と同じ、朝食は絶対に食べないタイプのようです。やはり、良くないらしいです。

We often go away at weekends.


⤴️
週末は60%の割合くらいで、出かけるようです。

Mark usually plays football on Sundays.


⤴️
特別なことがない限り、日曜日はサッカーをするようです。

I sometimes walk to work, but not very often.


⤴️
たまに、歩いて出社するようです。それほど頻繁ではありません。

皆さんにとっての「always」や「usually」は何でしょうか。できればそこをふと考えて、文章を作り、何度も声を出して言ってみてください。

それでは次は、「現在形の否定文」の説明に入ります。

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