英語を日本語に切り替えず、そのまま理解する
be動詞と一般動詞

【Unit 3】一般動詞

「be動詞」で表現する日本語と、「have」の英語

さて、今までのものは全て「be動詞」の文でした。

復習になりますが、言葉の基本は、『誰かが、何かが、どうだ、何する、誰に、何に、いつ、どこで、どうやって、どうして』などの、「状況説明」です。

それが学校で習ってきた「主語・動詞」から始まる、英文法の勉強でした。

そして、その動詞には「be動詞」「一般動詞」の2パターンがあります。それによって英文の性別が決まります。


My eyes are itchy.
(be動詞の文)
I have itchy eyes.
(一般動詞の文)

伝えたいことは一緒です。上は「目が痒いです」、下は「痒い目を持っています」くらいの感じでしょうか。

ただ、日本語として、下の文はおかしく響きます。

しかし、英語ではよく「have」を使って表現します。

そのため、よく日本語は「be動詞の文」で、英語は「haveの文」と言います。

その他にも例を挙げると、たとえば、日本語なら「歯が痛い」ですが、英語だと「歯痛をhaveしている」と表現します。

I have a toothache.

別に「英文を日本語に訳す」のがゴールあれば、全く問題はないのですが、日本語から英語を作ろうとすると、どうしてもここのハードルが高くなってしまいます。

そう、日本人は「日本語から英語を作ろう」としますが、日本語にない発想の文は自然な英語になりえないのです。

結果として、日本人は、「have」が圧倒的に使えなくなってきます。また、聞く時もこういった文章に反応できなくなります。

もう一つ、例を挙げます。

I have no appetite.

同じです。食欲に当たる単語は「appetite」ですが、日本語は食欲(appetite)は「ある、なし」で表現します。

ただ、英語は「no appetite」を「have」している、と考えます。

頭が丸々日本語発想だと、この文章は紡げません。

そのため、「状況(イメージ)」と一緒に英語を学んでいかないと、段々日本語に躓いていくことになります。

日本語の常識がない子供の方が、英語の吸収率が高いのは、こういうカラクリです。

そして逆に、日本語の常識が完成してしまった大人には、英語のハードルは高くなっています。

イメージを使いながら、まずはここをできるだけ、低くしていきましょう。頭が丸々日本語だと、「話せない」原因にも繋がります。

「動作動詞」と「状態動詞」

さて、その昔、塾では子供たちに一般動詞を『日本語訳が「う」の音で終わるもの』と教えていました。

「笑う、走る、歩く、食べる」

こういったものです。イメージで見てみましょう。

動作動詞

laugh


Ex)She laughed happily.

run


Ex)She’s running along the beach.

walk (our dog)


Ex)They walk their dog two times a day.

eat (dinner)


Ex)They ate dinner together last night.

こうした、「行動」に当たるものが一般動詞です。そして、これらを「動作動詞」と呼びます。

一方、「状態動詞」というものもあります。以下、見てみましょう。

状態動詞

have


Ex)She has long hair.

smell


Ex)Her feet smell bad.

look


Ex)She looks nice in that dress.

こちらは、「状態」を表すものです。

上の「動作動詞」と性質が違うのが分かるでしょうか。

そう、例えば、「走ってー、はい走るのをやめてー」はできますが、「髪長くしてー、はいやめてー」はできないのです。

髪が長ければ、それは切るまでずっと長い。

こうした、ぼんやりとした、揺るぎない「状態」を表すものを「状態動詞」と呼びます。

なぜこういう「分け方」が大事なのかというと、それによって「使える時制」が変わってくるからです。

例えば、「I’m running along the beach.」はOKですが、「I’m having long hair.」とは言わないのです。

それは、次回に続く「現在進行形」が取れるかどうかの話に繋がってきます。

ここではまず、一般動詞には2種類あり、「動作動詞」と「状態動詞」に分かれる、とだけ抑えておきましょう。

次回は「現在進行形」の説明に入ります。

日本人が学んできた「英語」とは何だったのか?


完全版・増刷版】は文庫本のみです。
待望の重版出来!!全国発売スタートしました!!